一気に暑い!夏が来ましたね。
小中の子供たちも今年は変則的な夏休みだそうで。地域によっては休みが一週間くらいしかないそうな。
実はそんな小中学生と釣りをする機会がここ数年増えています。
昭和電機さんのお子さま向けイベントや、今年は中止になっちゃったけどシマノバスセッション、お子さま連れのガイドゲストさんなど年間で考えると結構な日数、お子さまと一緒に釣りをしています。
その度にずーっと思っていることがありました。
『ロッドが長いのが一番辛い。ロッドだけはお子さん用に用意してあげなきゃダメ』
特に昨年の福岡、茨城で開催されたシマノバスセッションでは、私は完全に『お子さま、女性向けベイトキャスト先生』と化したので(笑)、背丈が低いお子さまや、力の弱い女性が何を一番ハードルに感じているかを再度、痛感しました。
今のバスロッドは長くて硬すぎなんだよ(汗)
もちろん必要だからこその長さ、硬さなんですがそれが小さい子には一番辛い。
釣れる前に上手く投げれないから釣りにならない。
メガバス時代に皆んなで発案して子供向けデストロイヤーを作ったことがありました。
5.2ftで汎用性の高いベイト、スピニングのMLアクション。
ただやっぱりコレ系って正直売れないんですよね。セールスはそんなに良くなかった。
ただ昨年のシマノバスセッションを通して、シマノバスロッド開発担当者が必要性を感じてくれたこと、そして何よりも村田基さんも同意見だったこともあり、セールスは望めないけど今年バスワンXTの中に子供向けモデルが追加されました。
ベイトは5.0ft、5.6ftのそれぞれMLアクション。
スピニングは5.6ftのULアクション。
特にスピニングは今年大活躍で、ある意味私のボートで一番ドラマを生んでくれているタックルです。
バスワンXTのスピニングはULアクションだからMAX5g表記だけどパラボリックなアクションなので普通に20gくらいまでは背負える。
ソルトならそれで2キロ近いマゴチも良く引くクロダイも余裕でした。
もちろんバスでも使って頂いています。ライトリグはもちろんだけど私は普通にクランクとかも巻いてもらう。
今現在、子供向けロッドを作っているのは私の記憶だとシマノ、デプス、レジットデザインの三社。
もちろん商売で考えたら旨味は薄いはず。
バスワンXTなんてここまで作り込まれていて5〜6000円だもん。
ただね、やっぱり必要。大人なら分かる投げられないもどかしさ、つまらなさ。それが無くなるんですよ。
世のお父さんに私は言いたい。ビッグベイトより安いんだから。
子供にとって、今世にある6.6〜7.0ftのロッドって大人でいう8.0〜9.0ftのショアシーバスロッドで全部やれみたいなもんです。
想像したらそれでダウンショットやったり小さいプラグ動かす大変さ分かりますよね。
別にバスワンXTじゃなくても良いと思います。どこのメーカーのでも良い。
ただ体格に合ったロッドだけは用意してあげてください。
良い夏休みを!!