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レンジャー518VX コンソール強化編

少し前にバスボート、レンジャー518VXの配線引き直しについてブログアップをしました。

今回は大型魚探をコンソール(運転席)正面に持ってくるための改造内容をお届けしたいと思います。
※ボートカスタマイズネタは正直アクセス数多くないんですが(笑)、絶対に同じことを考えて悩んだり、探したりしている方がいると思うので書き続けたいと思います。

ということで早速コンソールパネルを取り外し。

最初はネタにするつもりなかったので、メーターパネル取り外してから撮影してしまいました。

まず前回も書きましたが、ここ数年でのGPS魚探の大型化がハンパないです。数年前まで7インチで十分とされていたのに今では10インチで当たり前、場合によっては16インチまで。
しかもこれをコンソール(運転席)正面に2枚搭載させる(サイドバイサイドと呼ばれています)配置が今のトレンド。
当然、前回の配線同様ここ数年で作られたボートを除いて、コンソールにはそんなスペースも強度も確保されていません。
なので今回はスペースと強度を同時に確保する必要があります。

ちなみに各種メーターは後ろでビス2本で留められているだけのことが多いです。配線さえ考えなければ取り外すのは簡単。

レンジャーの場合は上側は基本、タコメーター(回転数計)とスピードメーター(速度計)。今回は取り外してそのままお蔵入り。

今回、スピードメーターとタコメーターを取り外しました。
というのも、そもそも速度は今現在ほとんどGPS魚探で目視するし(その方が正確だし)、回転数も別体であるデジタルメーターの方がはるかに正確なので見ることもほとんどなし。
つまり無くなっても困らないメーター2個をリストラしました(笑)

で、元々パネルは樹脂製で出来ています。たぶんほとんどのバスボートがそう。
後ろにFRPで骨組みがあってそこにプラスチックパネルがはめ込まれているだけ。

元々のプラスチックパネルをベースにFRP板でパネルを作り直し。

プラスチックにいくらビス止めしても大型魚探は支えられないのでFRP板で作り直し。今回は8mm板を使用しました。
これ自体は元々のプラスチックパネルで型を取ってパネルフレームにハマるようにちょっとづつ微調整。

微調整しながらちょっとづつ入るようにするのがコツ。一気にやると思わぬスペースが出来てイマイチになります(笑)

うまいことハマるサイズまで仕上げたら、次はどこにコンソールの骨組みが入っていてFRP板を抱かせることができるかを確認。
ボートによって違うと思うけど、基本パネル全体で10本近く抱かせられる場所を見つけないと強度的に不安(な気がする)。

ちなみにパネルなしだとこんな感じです。真ん中のくぼみは当時の魚探を埋め込むためのスペース。4インチくらいかな?時代を感じる・・・。

で、ボルトを打って抱かせる場所にアタリを付けたらコンソール骨組み側も、FRPパネル側も同じ個所に穴あけ。

今回は12か所で固定。タコメーターがあった位置をマークしているのは穴あけ位置を分かりやすくするため。

この穴あけがとったも大切。そもそも穴位置がコンソール骨組み側とFRP板側で違うと付けられないですからね・・・

今回は皿ネジを使ってFRP板側はボルトもツライチ仕様にするのでザグリ加工。

このザグリ加工は完全に自己満足だけど(笑)、どうせ作るなら綺麗にしたいので。
次はFRP板に貼るためのカーボン調シールの加工。

加工とかカッコイイ言葉使っていますが、ただ型取ってそれよりも大きく切るだけですが(笑)

続いてちょっとした隙間からFRP下地が見えるとカッコ悪いのでFRP板自体を黒で塗装。
そして塗装している最中に魚探配線を通す穴を開けていないことに気づき(汗)、急遽センターに穴あけ(笑)

こんなミスももちろんあります(笑)

で、カーボン調シートを貼り付け。
ここはスーパー簡単。

空気が入らないように・・・

完成!一か所だけカーボン調シートに穴あけを忘れているのもミス(笑)

後はコンソールの骨組みとボルトとナットで固定するだけです。
地味にここからの作業が一番大変で、コンソール内部なのでとにかく寝っ転がりながら作業スペースが無い。
言葉では一瞬ですがこれが一番大変でした(笑)

これはボルト止め前。色合い的には悪くない・・・

ってことで完成です。取り付けたのはGPSMAP7410XSV。

強度的には10インチクラスのサイドバイサイドにも耐えるはず。ただ前が見えなくなりそうで怖いけど・・・
ということでRAMマウントでコンソールの右前に取り付けるのが簡単でそうしている人も多いと思うけど、やっぱり目の前にあるのは魚探掛け含めて見やすいし、何よりもRAMが倒れてくるとかのトラブルもなくなるのでオススメです。
配線引き直して比べても必要な工具も材料も少なくて済むのでお手軽なカスタマイズだと思います。

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