常々、リールのサードパーティチューンナップパーツってそのリールの完成度や人気に直結すると思っていたので(パーツが充実してこそ人気リールになる側面もある)、今年の3月に沢村プロに20メタニウム用にKTFからリリースされているバーサタイルフィネススプールとバーサタイルネオスプールを経験値UPのために使わせて頂きたいと借りパクしてから約3ヶ月が経ちました(汗)
もちろん私なんかがインプレする必要もないくらいにKTFスプールは20メタニウム用に限らず人気製品で、今さっき『在庫とかあるのかな?』と調べたらフィネス、ネオ共に4色全て在庫無しでした(汗)凄い。スプールだけでSLX買える値段ですよ。どれだけ人気なんだ(汗)
ただ、だからこそ使ったことがないけど勇気を出してエイヤッで買うしかなくて悩んでいる人とか、手に入らなさ過ぎて純正でいいや、って方も少なくないと思うので、私黒田が3ヶ月借りパクして使ってみた忖度ないレビューを本日は記します。
ちなみに次回生産がいつか知りません(汗)ヤフオクとかメルカリは怖くて見ずに書きます(汗)
ちなみに私はノーマル(純正)スプールはあまり使いません。ナイロン20lbを巻く時も夢屋シャロースプールに50mだけ。
逆に16lb以上を50m以上巻くような釣りではアンタレスかバンタムMGLがメイン。
なので昨年までは夢屋シャロースプールが20メタニウムを使う際の8割以上を占めていました。
そして具体的に私の中で上記3スプール(+ノーマルスプール)を使ってみてのベストソリューションは下記の通りでした。
KTFバーサタイルフィネススプール→14lb以下でのサイドキャスト、ピッチングの釣り全て(主に撃ち物)
夢屋シャロースプール→16lb以上撃ち物全て
KTFバーサタイルネオスプール→しっかりとキャストする釣り全て
こんな感じでした。
やっぱり糸巻き量の少なさはピッチングやサイドキャストでは一番の正義なので(スプール自重云々よりもラインの方が遥かに重い)、そもそもの糸巻き量を減らせるフィネススプールにはやはり大きなアドバンテージがあります。
ただ14lbくらいになると40m巻けるか巻けないかなので当然、遠距離向きではないのはもちろん。ただ霞北浦やリバーフィールドのソフトベイトでは全てこれにしている人がいるのは納得でした。
下は2.7gのスモラバから、上は1/2ozテキサスまで同じリールで全部いけます。ただダブルボールベアリングと組み合わせるとピッチングは良いけど、そのままいきなりフルキャストしたりするとピーキー過ぎる感じはするので、がっつりベイトフィネスならベアリングも交換、普通に糸巻き量の少ない用途ならスプールだけ換装なんて使い分けもありだなぁと思います。
さてお次はネオスプール。
このスプールは純正スプール(12lb-100m)と夢屋シャロースプール(8lb-100m)のちょうど中間的な糸巻き量。
ただキャストフィールは一つ浅溝な夢屋シャロースプールと同じくらい軽快で、全スプールで一つだけといわれたらたぶん私はこれをオススメします。
夢屋シャロースプールに慣れると正直、純正スプールに戻るのはかなりしんどいです。それくらいやはり夢屋シャロースプールは完成されてる。沢山テストしたから(笑)
ただ一方でその夢屋シャロースプールよりもラインキャパを確保して同等なキャストフィールを確保してくれるネオスプールは選択肢としてかなりアリだと思います。
夢屋シャロースプールに慣れて、でも糸巻き量を確保したくて純正をローテーションするとかったるく感じたって方はかなり多いはず。夢屋シャロースプールのフィーリングで糸巻き量確保できたらなぁって思ってた方。
そんな方にはドンピシャリだと思います。
先述したダブルボールベアリングに関しては個人的にはベイトフィネスや近距離キャストではかなり無重力感が体感できる&制御できる感じ。
一方でスプールが軽い状態(フィネススプール)で初速を上げ過ぎる使い方(フルキャスト等)だとヒヤッとする場面もあって、個人的にはピッチング&サイドキャストか、スプール重量が重たい時用といったイメージでした。
ただこちらも間違いなく違いはあるので実際に使ってみるのが一番かと思います。
ロッドもそうなんですが、投げ易さとか飛距離とかって個々によって結論は違うし、スキルがモロに反映する部分です。
キャスト上手い人は何で投げても上手いし、上手い人がベストと思うセッティングは意外に大多数の人に投げ難くかったりします。
なので最終『投げてみて!』っていうのが一番リアルな答えなんですが、私の体感値が少しでも役立てばと本日は書いてみました。