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  1. タックルの『いろは』

22ブレニアスXTUNE

この記事ではブレニアスXTUNEについて語らせて頂きます。

毎年お約束の新製品紹介ブログです。
昨年同様、YouTubeチャンネルでも詳しく語らせて頂いておりますので、宜しければそちらも合わせてご覧ください。

Kuro Channel

※今年も当ブログの新製品ネタは全部黒田本人が撮影したものなのでリンクフリー、画像転用フリーと致します。好きに使って下さい。黒田ブログから借りたよ!のクレジットを入れるかどうかも個々の判断におまかせします(笑)

また新製品は私がご紹介するもの以外にもあります。
例年通りの『自分ルール』で自身が開発に携わったり、テストに参加したもののみのご紹介です。

過去の1月更新の新製品記事はほとんどがブラックバスに関するものでした。
それは過去の私が担当したソルト製品が俗に言う下期(七月以後)リリースのものだったからでした。
今回のブレニアスXTUNEは2022年上期アイテムなので一月のこのタイミングでご紹介をさせて頂きます。

デザインも一新されているブレニアスXTUNE。

そんな堅苦しい話はどうでも良くって、実際には『良いの?悪いの?買う価値あるの?』ってのがほとんどの方の聞きたいところだと思います。
ブレニアス自体は2014年に初代がリリースされたシリーズです。そして私がシマノ社とソルトでも契約をさせて頂いた2019年に現行ブレニアス(ブレニアスオリジナル。俗に無印と呼ばれるもの)がリリースされました。
逆に言えば『このロッドの開発&プロモーションの為に契約した』と言っても良いです。

上から19ブレニアス、20ブレニアスBB、22ブレニアスXTUNE。

そして翌年(2020年)にはブレニアスBBをリリース。一部機種のプロデュースをさせて頂きました。
XTUNEというのはシマノ社のソルトルアーロッドで『最上位機種』にあたるモノで、ブレニアスXTUNE以前よりエギブランドのセフィアや、ライトソルトブランドのソアレにラインナップされていたモノです。

実際に2018年頃に無印ブレニアスの開発をしながら将来的なXTUNEの話をした際にも『XTUNEを展開するには相当な数を無印で売らなきゃ無理。ブレニアスではたぶん出来ないと思って下さい』と担当者にも言われました。
もちろん自分自身も良いものを作って頑張ってプロモーションしたけれど、それ以上に近年のチヌゲームの盛り上がりが後押ししてくれて今回の『ブレニアスXTUNE』にまで辿り着いた経緯があります。

XTUNEにはもちろんカーボンモノコックグリップを採用。

もちろんXTUNE化するからには軽量化出来ることが最大のメリットです。
釣竿は軽くすれば良いモノではありませんが、ことチヌ用ルアーロッドに関しては他ソルトロッドに比べ『扱うルアーが小型&軽量』であること。加えて『バイトを感じて掛ける』必要があることから、セフィアやソアレ同様にXTUNEによる軽量化の恩恵を一番受けるシリーズだと私は思います。

スピニングロッドのバットガイドには最軽量のXガイドを採用。他はチタンSIC。

そして今回私はスピニングモデルのS72MLと、ベイトモデルのB76MLの開発に携わらせて頂きました。
S72MLは無印ブレニアスS70MLやブレニアスBBのS70MLのの正統上位互換機種。

2021年シーズンのソルトトーナメントでも大活躍してくれたのがこのS72MLでした。

元々、無印やBBで作ったS70MLはトップウォーターやシャッドなどの小型プラグを軽快に扱う為に自身がプロデュースしたモデルでした。
ただそのままXTUNE化しても面白くないので、今回開発段階から目標にしたのは『2インチレングスUPして自重は更に軽量化』でした。

最初から発売ありきでは作っていないので、最後まで7.0ftと同時試作してテスト。これはボツになった7.0ft仕様。

最終的な製品は7.2ftで89g。
ブレニアス無印S70MLが7.0ftで98gなことを考えると(このロッドもかなり軽いですからね)、2inレングスUPして約10gの軽量化は驚異的だと思います。触って異常に軽いのが分かるレベル。
もっと軽い試作モデルもあったのですが、テスト段階でチヌロッドとしては強度不足を感じたのでボツとしました。
強度と軽さをバランスさせた一番点数が高いものを製品に。

80gアンダーの試作もあったんですがやはり強度不足。折れるのは一番ダメ。

この10年でnadaのチヌロッドを含めると4本をプロデュースさせて頂きました。どれが欠けても今のスタイルは無かった。

今回、7.2ftにレングスUPしたことと、ブランクスから贅肉が全く無くなったことにより、従来通りのトップウォーターや小型プラグだけでなく、JHなどのソフトベイトでもストレスが無くなったのも加えておきます。

グリップ力を高める為、スピニングのフォアグリップは特注。ワインディングチェックも特注。泣けてくる努力(涙)

チヌ用スピニングに関してはもう作りたいものは無いです。
今現在のイメージする全てをこのロッドに落とし込みました。新たなメソッドを自分自身で見つけない限り一旦のゴールはここです。

さて問題のベイトモデル。ブレニアスXTUNE B76ML。

こちらは嶋田さんと二人でテストをしながら完成されたモデル。
嶋田さんは主にネガカリノタテでの使用感を、私はフリーリグをメインにテストを繰り返しました。

もちろんベンチマークにしたのはもりぞーさん監修のシルベラード。

私自身はフリーリグの勉強時から3年間愛用していたシルベラードの76MLの二本をベンチマークにしました。
もちろん、もりぞーさんの胸を借りるつもりで挑みました。

オリムピックさんは軽いロッド設計が得意(これはチヌロッドとしては恩恵がデカい)、一方のシマノは強度が高いロッド設計が得意です。
スピニングと違い誰でもパワーファイトが出来るベイトタックルでは、扱いをミスると破損に繋がることが少なくありません。
特に強度が高く、伸びが少ないPEラインで、更にトルクのあるチヌとなると余計です。実際に私が知り合いとの釣行や、ガイド時にベイトロッドを破損させるところを幾度となく見てきました。

そこでブレニアスXTUNE B76MLはフィーリングを損わない範囲内でシマノらしい強度基準をクリアさせています。

本当に折れないか、テストではPE1.0号+フロロ16lbで沢山の抜き上げを繰り返しました。

19ブレニアス、20ブレニアスBBをご購入頂いた皆さんのお陰で作ることが出来たXTUNEに、スピニングS72MLは私の中での今現在の最終形として、ベイトB76MLは、もりぞーさんに挑むつもりで強度を確保して作り上げました。

2022年もチヌゲームが更なる盛り上がりを見せてくれることを楽しみにしつつ、シマノ&黒田の今現在最大限の提案です。よろしければその作り込みを体感してみて下さい。

ちなみにベイトは『無理に軽量化しなかった』と言っても95gなんですがね(笑)

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