今シーズンからボブズマシンジャパンリミテッド社とボブズマシンジャックプレートとパワーポールのサポート契約をさせて頂いているのですが、そんな同社に先日取り扱い製品が一つ追加されました。
それが『Impulse Lithium(インパルスリチウム)』と呼ばれる北米でトップクラスのシェアを誇るマリン用リチウムバッテリー。
有名なパラニューク選手やランディハウエル選手も愛用していることで知られています。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、昨シーズンまで私はレンタルボート以外は『フル鉛バッテリー』で運用していました。
もちろんリチウムバッテリーのメリットは分かっていましたが、サポートメーカーの一部から『万一のことを考えて、法令を遵守したボートに乗って下さい』と言われていたのも事実でした。
その為、プロショップオオツカのオリジナルバッテリーであるリチビーを船検の不用なレンタルエレキーフィールドでのみ使用していました。
そんな中、今回インパルスリチウムを搭載することを決めたのはまず『船検取得OK』という点。
既に複数艇が国内登録を済ませております。もちろん全国どこのJCIでも可能。
※詳しい方法は後述します。
もう既にインパルスリチウム自体をご存知の方もいるかもしれませんが、一つづつ説明させて頂きます。
◯ラインナップ
まずバッテリーのサイズは5種類です。
重量、値段は以下の通り。
12V120A 14.5kg 200000円税込
12V100A 149000円税込
16V60A 9.9kg 120000円税込
24V60A 14.5kg 169800円税込
36V40A 14.5kg 189000円税込
16V60A以外は全て同一サイズで、何より嬉しいのはバッテリー底面サイズが通常バッテリーのボイジャー27MFと同じ為、バッテリートレーをそのまま使えます。(今までサイズが違って専用トレーが必要なリチウムバッテリーも少なくなかった)
ラインナップの中で異色なのは16V60Aでしょうか。
画像のようにバッテリーサイズもこれだけ少し違います。
ライブスコープをはじめとした、所謂『ライブソナー専用機』で、ライブソナーは12.5Vを切ると鮮明度が落ちるなどの現象が起きるものもあるため高電圧仕様になっています。
例えばガーミンならライブスコープ用ブラックボックスだけでなく魚探本体にも使うことが出来ます。
◯保証と船検取得
安くはないものなので保証ってかなり気になると思います。
まずは全バッテリー『3年保証』です。
浸水を除き、3年以内なら無償交換してくれます。たぶん3年保証って国内に無い気がします。
そして大切な船検です。
それぞれのバッテリーにシリアルナンバーが割り振られています。
『このシリアル』と『船舶登録番号』がJCI(小型船舶機構)登録時に紐付けられて船検が完了するのですが(未掲載ですがバッテリーのシリアルと同じ書類があります)、スムーズに登録を行うために船検日が分かれば輸入元であるボブズジャパンから事前にJCIに連絡を入れます。(間違いなく正規品でシリアルは◯◯◯番)
後は自分でやってね〜。とはしないそうです。
◯アプリ
さてこのインパルスリチウムの最大のウリは様々なバッテリーデータをアプリ一つで管理することができる点です。
まずバッテリーの残量に、今現在の電圧(V)、使用(給電)しているアンペア(A)数に、バッテリーの温度、過去の充電回数、最大容量に、状態(正常かどうか)。
これを全てアプリ一つで見れます。(iOSにAndroid両方あります)
残量が確認出来るのもかなり嬉しいですが(何度も試していますがかなり正確です)、今自分のシステム(特に魚探)がどれくらい電力を消費しているのか分かります。あと何時間使えるかも残量と計算すれば分かる。
また充電回数が分かるので、例えば中古を売り買いする際に『半年前に買った』とか言われても充電回数が300回だったりしたらすぐに嘘って分かります(笑)
友達に1ヶ月貸して何回使ったかも分かる(笑)
今シーズン、私の場合はクランキングやビルジ&ライブウェルなどのアクセサリーには変わらずオプティマバッテリー・イエロートップを。
エレキ、魚探にはインパルスリチウムを搭載しています。
色々と試して船のバランスなども加味して、これが今の私のベストソリューションとなりました。
12〜36Vまでたぶん私が一番色々な条件下で使っているので、この組み合わせだとどれくらいもつ?的なご質問も頂きましたらお答えさせて頂きます。
トーナメンターや知人の皆さま、お取り扱い頂ける店舗さま、いらっしゃいましたら私でもボブズジャパンでも構いません。
ご連絡頂けましたら幸いです。