私の立場上というか、発信している内容的に、直接はもちろん公式ラインやSNSで頂く多くの質問がタックルに関するものなんですが、その中でも特にロッドとリールに関するものがダントツに多いです。
ただいつでも買えるうちはオススメしても買わないのに、いざ廃盤になってそれでも使っていたりすると『廃盤の◯◯◯って作る予定ありますか?』とか『どこか売ってるとこありますか?』みたいな質問を頂くことがしばしばあります(笑)
実際に初代ゾディアスにラインナップさせた260ML-G(グラススピニング)とか、初代エクスプライドの170MH-FRとかがトップクラスにそうなんですが、お願いです。買えるうちに買って下さい(笑)最早、170MH-FRとかネットで定価販売になっています(汗)
ベイトの610Mとかはどのシリーズでもモデルチェンジしたって必ずラインナップされるだろうし、他社ロッド含めて似たようなものは沢山あるのでよりどりみどりですが、マニアックな番手とか専用機種は作る側、売る側も骨が折れるのをご理解頂けると嬉しいです。
そんなこんなで私が作ってきた&使ってきた中で(現行モデルのもののみ)、他社に代用品も少なく、本気でオススメできるものを今日から数日かけてご紹介していきたいと思います。
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まずはジャークベイトSPからいきましょう。
私がシマノと契約後、一番最初に開発に参加したのがこのエクスプライド165ML+。所謂、ジャークベイトSPモデル。
過去にこのブログで何度も書いてきましたが、MLFの深江さんとメガバス時代にやった『ワンテンスティック』の後継ロッドを作るために、まさかの同じ二人でテスト作業を進めた思い入れの深い機種でもあります。
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110mmクラスのジャークベイトをドンピシャに狙って作ってあります。
6ft半ばのML+アクションという番手だけを見ると色んなものに使えそうだし、人によっては『ベイトフィネス用かな?』なんて方もいらっしゃるんですが、用途はかなり狭いです。
ジャークし易いショートグリップに、今の時代ではスローテーパーと呼んでも良いレベルのパラボリックなテーパー。他番手より少し大きめなガイドセッティングは軽快な現代のロッドでは全くなく、かなり異質です。
今なら番手だけを見た方の勘違いを防ぐために、スペックの165ML+の後に何か付けた方が良いのではないかとさえ思います。それくらい異質なフィーリングだと思います。
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ダイビングミノーくらいまではいけます。
ジャークベイトSPではあるんですが、私の場合は5月に入るとラインをナイロン15lbに巻き替えてそのままポッパーやペンシル、スイッシャー用へと変化します。
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1/2ozクラスのフルサイズポッパーまで対応。
何やかんや2〜10月頃までの8ヶ月間様々なフィールドでスタメンを張る機種でもあります。
あとはソフトジャークベイト(サカマタシャッドとか)にも向いてます。
そいえば佐々プロはPE巻いて野良ネズミマグナムでTOP50初優勝(霞ヶ浦)したのもこのロッドでした。
一部に熱狂的支持者がいる機種ですが、同時に『こんなダルいの使えない』と全く合わない方が居るのも事実です。
悩んでいる方は来年の春に向けて是非!