今年の小野湖、遠賀川の2フィールドの試合ではテキサスリグがメインとなりました。
その全てにストレートフックを用いました。
サイズはポートリー3とフォールクロー3.5には#3/0、ドライブクロー3には#2/0を使用です。
TOP50シリーズでもストレートフックを使う人ってほとんど居なくて、一般の方なら更に使用率は下がると思います。
『使ったことない』『持ってもいない』って方が少なく無いだろうし、そもそも『売ってない』ってのが現実だったりします。
ただ個人的には近距離テキサスではストレートフック一択です。
理由はやはりミスが少ないと感じるし、やれることは全部やりたいから。
外掛け結びとか、スネルノットとか呼ばれるこの結び方ですが、ストレートフックには基本この結び方をします。私の場合はオフセットフックにもたまにします。(フッキング優先したい時)
特に近距離のテキサスカバー撃ちだとこの『針が起き上がる』現象が起き易く、魚の口に深くしっかり掛かることがストレートフックのメリットです。
そもそもストレートフックとオフセットフックではメカニズムが違い過ぎるのですが、基本的にフックポイントとアイ位置のギャップが小さいオフセットフックだと魚がバイトした後に反転するか、横に走るか、魚がワームを噛み潰すかしないと針先は出難いはず。もし魚がこっちを向いて口が半開きならすっぽ抜ける可能性がある。
それがストレートフックだと上記画像のように自分から針を起こして掛けることが出来るし、そうでなくてもフックポイントとアイ位置のギャップが大きいから針先が出てくれる可能性は高くなるはず。
やっぱり構造的にカバーのすり抜けはオフセットフックの方が良いです。だから魚への掛かりは悪いってことでもある。
ただストレートフックを使う場合は100%フックポイントを出さないので、これでスリ抜けと掛かりを両立できると個人的には思っています。
最近、ストレートフックやオフセットフック問わず『一度針先を抜いてから針先をワーム内に隠す』のが基本になってしまっているように感じます。
私が小さい頃にこの針先を再度隠すセッティングは『セミウィードレスセッティング』と呼ばれていたはずで(あくまでも準ウィードレス)、本来の『ウィードレスセッティング』はこの『針先を一切出さない』だったはずなんですが、時代と共にやる人が減っている印象です。
昨年、私はMSクローってクローワームをデプス社でプロデュースしたんですが、発売時に『セッティングが難しい、フック選びが難しい』ってコメントを頂いたので『ウィードレスセッティングにして貰えばセットし易いです』って返答したんですが、ほぼ全員が『一度針を抜いてから再度針先を隠す』以外の方法を知らなくてビックリしました(汗)
話がだいぶ逸れてしまいましたが(汗)
私は数種類のストレートフックを使い分けているんですが、やっぱり一番のオススメはガマカツ社のワーム310です。
もう発売から30年以上経っているはずなんですが、これを超えるストレートフックはもう出ないんじゃないかと思うくらい。
特に水温が下がってくるこれからや、上がりきらない春なんかはテキサスのスッポ抜け怖いと思うんですね。
そんな方には改めてストレートフック使ってみて欲しいです。
ターミナルタックル(フックやシンカー)が増えるのって皆んな嫌だと思うんですが(管理も増えて選択で悩むから)、ストレートフックは最優先で持っておくべきというのが私の考えです。