私が浜名湖の大会運営や、TOP50第2戦のドタバタの最中に三年掛かってやっと!!な、モンスターキャット6インチがリリースされました。
生産数も極端に多いわけではないので、一先ずモンスターキス社のウェブからのみ購入頂けます。
https://monsternet.base.ec/
(とりあえず全4色)
無駄に!?長くかかった訳ですが、正直途中辞めときゃ良かったと何度も思いました(笑)
私と小塚君の関係は彼のブログを参照下さい。長いので時間のあるときにして下さい(笑)
http://blog.ap.teacup.com/bouken/702.html
今回、リリースにあたり私の方からは基本的なコンセプトと、オススメな使い方をご紹介したいと思います。
モンスターキャットはデッドスロー対応インラインスイムベイトです。
デッドスローは分かるけど、インラインって何?って方に補足説明です。
モンスターキャットにはアイがありません。本来スイムベイトはワイヤーやメインウェイト、スイベル、スプリットリングなどのパーツが付いていますが、その全てがありません。
鼻先から腹部にかけて収縮性のあるパイプが通っているので、そこにラインを通しトリプルフックにラインを直結します。
こんな感じ。
で、腹部にフックを刺します。
腹部にはフックの収まりを良くするためのくぼみを設けてあるので、誰でもセットはし易いと思います。
フックサイズのオススメは#1/0か#1。私はでかいフック派なのでリューギのブルータル1/0(アベンタにも使うサイズ)をチョイスしています。
そもそも何故、インラインタイプにしたかったかというと、スイムベイトに限らずインラインタイプは圧倒的にキャッチ率が上がるからです。
本来スイムベイトはアイからワイヤーやスイベルを介してフックが接続されているので、どれだけフッキングしてもかなりの力をロスしています。
それがインラインにすることでフックに直結できるのでロスなく針先まで力を届けることができます。
テキサスってほとんどバレないけど、直リグってバレ易いんですよね。この二つはたったスプリットリングとスイベルだけの差ですが、スイムベイトの場合はそれに長いワイヤーが加わります。
この差は非常に大きいです。
もう一つキャッチ率が上がる理由があって、最初モンスターキャットで魚を掛けると、ファイト中にバレた!?ってくらい変な位置にルアー本体が居ます。もちろんバレていません。
だいたいファイト中は魚から1~2mくらい離れた位置に常にルアーがいると思います。
これが非常に重要で、普通のスイムベイトであれば重量があるものが口の周りにあれば当然、魚のヘッドシェイクなんかで振り子の要領でルアーは外れようと力がかかります。
その心配がインラインタイプのスイムベイトにはありません。
小塚君なんかはこの魚とのファイト中にルアーとフックが分離することで、荷物を減らしたい海外釣行でルアーを壊すことなく複数匹釣れることをメリットとも感じているようで、当然普通のスイムベイトに比べれば圧倒的に耐久性も高くなります。
なんでみんなインラインにしないんだろう?とずっと思っていたのですが、実は開発中にその理由が分かりました。
インラインで安定して真っ直ぐ泳がせるのって本当に難しいです。これが一番の遅くなった原因であり、辞めたくなった理由でした(笑)
特にモンスターキャットはノーウェイトでデッドスローで巻けるように仕上げています。
いくらゆっくり巻いて泳いでも、ウェイトが入っていてガンガン沈んでしまっては意味がありません。
シャッドテールのノーシンカーを引くように、ゆっくり巻けて且つ、水面付近に留めておけるこれをインラインで実現するのが非常に難しかった。
加えて小さくビビッドに動かすのではなく(この手のはすでに市場に沢山あるから)、大きくゆったりとしたテールアクションにしたかったのでテール面は普通の6インチスイムベイトよりも大きくしたかったのも難しかった理由の一つで。
終いには小塚君が『パイプはナイロン20号が通るようにして欲しい』と言い出したからキリが無くなりました(笑)
パイプを太くするのは簡単ですが、同時に支点が動きやすくなるのでバランスを崩しやすく、よりボディの基本設計がシビアになります。
とは言え、その全てが達成されたので発売となりました。
なんか色々なやり取りを今は思い出したくありません(笑)
そして、ノーウェイトということで基本、水面~1mくらいが使い所ですが、コイツの凄いところはボディを傷付けることなくウェイトアップができる点です。
通常、スイムベイトを深いところで引きたい、早く巻きたいなんて場合は腹部にネイルシンカーを挿すなんてのが一般的だと思います。
1.8gのネイルを何本も挿す。正直、ボディ穴だらけになるし、抜くときは更にボロボロになるし嫌だと思います。
モンスターキャットはジャッカルやバレーヒルのキャロ用シンカーがあれば簡単に見た目も変わらずウェイトアップすることができます。
まずボディにラインを通したら、重たくしたいウェイトのキャロシンカーを次に通します。
フックを結んで、キャロシンカーをパイプの中に入れちゃいます。パイプは伸縮性があるのでMAX7gまで挿入可能です。
セットするとこんな感じ。パッと見は絶対分からないし、ボディも傷付かず、さらにウェイトが飛んだり抜けたりの心配もありません。
だいたい2gで1mくらい深いところを泳いでくるイメージです。7g乗せると4~5mのディープを普通にデッドスローで巻けます。
ウェイトローテーションしたい場合や、ノーシンカーに戻したい場合は棒かなんかで押し出して上げて下さい。画素は耳かき(笑)
今冬、普通にスイムベイトで釣っていましたが、この時期はノーシンカーじゃ無理です(笑)
5gのシンカーを入れて3mくらいの岩やティンバーのコンタクトポイントを通してバイトさせていました。
こんな裏技というか、水面だけでなくオールレンジにも対応してくれます。
もちろんパッケージにフック収納可能です。
早く引くのであればもっと向いているスイムベイトは沢山あります。
あくまでもデッドスローに特化させて、キャッチ率を極限まで高めた仕様になっています。
広いエリアを探るのではなく、ここぞというポイントや狭いフィールドでテロテロと引いてもらえたら必ず活躍してくれるはずです。
購入はこちらから!
https://monsternet.base.ec/
ナマズだのバラマンディだのアカメだの。私にはよく分からない魚も沢山周りが釣ってくれていました(笑)
https://youtu.be/7PULAKjGhA8