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TOP50第3戦エバーグリーンCUP 遠賀川

遠賀川戦終わりで即ソルトロケだったので間が1日空いてしまいしましたが、遠賀川で開催されたTOP50第3戦エバーグリーンCUPの詳細を記していこうと思います。

プリプラには前後のスケジュールの都合上、アルミボートで来ました。

TOP50シリーズのプリプラクティス(事前練習)は試合初日の2週間前まで許されていますが(それ以降オフリミット)、艇王グランドチャンピオンシップや関東ロケがあったりしたためスケジュール的に約1ヶ月前に4日(内デプスロケ1日)行うのが限界でした。着いた頃は誰も居なかった(笑)

テトラ撃ちで釣ったり。

デプスロケではスレンダースキャット4インチのカバー撃ちでビッグフィッシュ連発させています!是非公開をお待ちください!

プリプラ自体はフィールドの地形(遠賀川の場合は主に増えたor減った、動いたストラクチャー)チェックが半分、なんとなく今の遠賀川のコンディションのチェックを半分くらいでいつも行います。
釣り込みすぎると逆に私は試合で動けなくなる(プラのイメージに引っ張られる)のでほどほどにしつつ、ラフに全体を見るイメージです。
今回は更に試合1ヶ月前なので今を釣ってもいつも以上に関係ないのは明白だった一方で、ちょうど真夏日になりだした頃で水温は28℃前後をマーク。
おそらく試合もこれくらいなんだろうなという感覚でプリプラは終えました。

サイズは良いものの(プラでキャッチしたのは全てキロオーバー)、バイト数は1〜3回/日くらい。0の日もありました。
試合になったらもう少しキーパーが拾いやすくなるのか?はたまたこんな感じなのか?はトーナメントweekにならないと分からないのですが、なんとなく『こんな感じで釣れたらデカいけど、釣るの自体が難しそうな気がする』と思って福岡に戻ってきました。
そしてまさにそんな感じでの試合だったように感じます。

試合はタンドラ×チャージャー210のいつもの組み合わせで戻ってきました!

今大会は『対遠賀川』の前に、一つ問題を抱えて福岡入りしました。

遠賀川のプリプラから傷み始めた右肘。

ちょうど1ヶ月前の遠賀川プリプラから右腕に痛みを感じ始めて、艇王グランドチャンピオンシップ前に痛さがピークを迎えたので仕方なく注射を打って貰いなんとか艇王やロケをこなすも、福岡入りする数日前に注射も切れて再悪化。
俗に言う、釣りのし過ぎによるテニス肘なんですが、今まで10年間くらいちょくちょく発症していたものの、ここまで酷いのは今回が初でした。
500mlのペットボトルを持ち上げるだけで激痛なくらい。
なので試合直前1週間は仕事で湖上に浮いてもほとんど釣りはせず、毎日ストレッチに鍼灸院通い。滋賀から福岡と各1週間づつの滞在だったんですが、ほぼ毎日通いました。

直前プラ2日間では初日の朝2時間だけ釣りして実釣プラ終了。
残りの1日半はただひたすらにエレキを踏みながら魚探を見てストラクチャーや魚の有無をチェックしていました。

うーん。試合でしっかり竿振れるかなぁ。

正直、今大会は遠賀川どうこうのことはあまり考えられなくて、ただ『試合3日間竿を振れる』ことだけを考えました。
本当はトーナメンターとして失格だけど、試合翌週も丸々1週間ソルトロケ(今現在ですね)だったのでそれも頭にチラついてた。

『魚のことは試合当日考えて探す』くらいの気持ちでいて、逆に遠賀川だからその方が良いかもくらいで割り切っていた部分もありました。
狭い遠賀川だと釣り方やスポット見つけてもバッティングでやれないなんてことも普通にあるから。強制的に臨機応変に。
ただ直前プラ初日に2時間ロッドを握った感じでは、シャロウッドカバーで1200g(スレンダースキャット4インチ)と、テトラに引っ掛かって沈むオダで900g(MSクロー2.6インチ10gヘビダンのリアクション)をキャッチしていて。
『プリプラからあんま変わってないかも』ってことと『ウッドカバー(木)好きだな』ってのだけ頭にインプットしました。
だからその後の練習では釣りはしなかったけど、全域にあるウッドカバーを浅い方から深い方までしっかり狙えるように再確認する作業に充てました。

初日のフライトは52番(涙)真ん中くらいが良かった。

大会初日。
直前まで8日間ロッドをまともに振らずに来たので、魚が釣れるかどうかよりも『マジでどれくらい痛いんだろ。まずは初日もつのかな』が気になってしょうがなかった(笑)
開始後はまずは会場付近のカバー撃ちからスタート。
フライトが遅かったから空いているところに入るのがやっとだったんですが、久々に本気でロッドを振ると・・・痛くない!!
根掛かり外したりする時は片手で煽ると痛いので両手で行うものの、それ以外は不自由ない!ただ久々過ぎてピッチングが決まらない(笑)ただそんなのはすぐ慣れる。大した問題じゃない!
そうこうしていると30分ほどで、プリプラから好反応だったスレンダースキャット4インチノーシンカーでファーストフィッシュ!
800gくらいだけどやっぱり釣れるじゃん!一気に右腕不安メンタルから初日は揃えるぞメンタルへ。

というのも連日真夏日の中、この大会初日だけが雨予報。久々の雨。
最終順位がトータルウェイトで決まるTOP50シリーズでは、絶対この日がキーポイント。少しでもウェイトを稼ぐ必要がある。
その後はシャローカバー半分、沈むオダ系半分で予定通り『ウッドカバー』をキーワードに遠賀川の中流域までをランガンして入り直す展開。
昼前に中流域にある杭に引っ掛かるオダで1バイト得るも右腕で痛くて上手く浮かせ切れずにラインブレイク(涙)
右腕を考慮してちょっと太めの5lbにしていたんだけどダメでした。使ったのはツーウェイのロングリーダーダウンショット。引っ掛けて長時間漂わせてたらバイトしたので下手なアクションしない方がよいのかも?と思った瞬間でした。
その後はノーチャンスで帰着。

初日806g/1匹で25位スタート。

20人近くがノーフィッシュだった大会初日。
遠賀川に強い選手や、有力選手も軒並みノーフィッシュorローウェイト。
右腕の痛みは少ないけど、釣るのもなかなかに難しいのを痛感しながらの大会初日でした。

大会2日目。この日は晴れ時々くもり。

大会2日目は初日と逆フライトなので2番スタート。
やりたいカバーから撃っていくプラン。
初日同様、なかなかバイトが得られずスタート後1時間くらい経過した時点で『テトラの穴撃ちするか』と試し出してすぐに800gをキャッチ!MSクロー2.6インチの10gヘビダンでリアクション気味に落とすと喰ってきた。
『シャローカバーも居て喰わないだけで早さがキモかな?』と、MAX5/8ozのテキサスまで試したり、テトラの穴撃ちも追加で試したりするももう1発テトラで喰わせて出せなかったのがあっただけで風が吹き出す10時頃に。
『風出たし沖のオダにチェンジしよう』と、前日浮かせらなくてラインブレイクしたオダに入って数投で昨日と同じようにバイト!
すっぽ抜けが怖いのでちょっと送って、フッキング後は巻き替えた6lbを頼りにとにかく巻く!でキャッチしたのが1100gのナイスサイズ!
アクションカメラを止めて(切り取る時に分かりやすいように)、フックを外そうとすると飲まれてる(汗)ちょっと送ったからかも。

魚が弱らないように飲まれたフックはウェイン直前に外しました。

と、良く見ると釣り上げたリグは口にしっかり刺さってて、喉に入ってるのは別のフック(ライン)でした。
『もしかして・・・』とラインをちょっと引っ張ると明らかに私が使ってるフック!しかも錆びてすらない!絶対昨日切られた魚!
ワームとシンカーは外れてたけど絶対そう!

ってラッキーな出来事が2日目にはありました。
右腕もちょっとづつまた傷み出していたものの、アイシングすれば最終日は戦えそう。で2日目を終えました。

2日目は2匹1961gで単日3位!

予選を無事16位で通過し満身創痍の中、最終日決勝へ駒を進めました。
この日も約半数がノーフィッシュ。厳しい!
入賞15位まであと1つ!最終日も釣ってきて順位を上げたい!

最終日決勝も走り回って色々試しました。

最終日決勝はそれまで魚から反応があったことはもちろん、試していないことも沢山試しました。
なんとかウェインしたい気持ちで必死に駆けずり回るも魚からの反応はなく帰着。

3日間マジで暑かった真夏の遠賀川戦も終了。

あまりのタフコンディションに最終日は半数以上がノーフィッシュで、結果17位と一つ順位を落とした形で私の遠賀川戦が終了しました。

優勝は青木大介プロでした。

今大会は特に多くの方々に手伝って頂き、お気遣いもして頂きました。
『万全の状態で臨みたかった』という気持ちが1mmもない訳ではありませんが、配られたカードで如何に勝負するか、戦うかというのがトーナメントです。
タラレバは無いし、一年掛けて全国をトレイルする以上多少の試合ごとの有利不利があって当たり前です。
だからこそ1年を通して、もしくは何年間かのトータルで強い人がやはり凄い。
文章を読んでわかるように、今回の遠賀川のパターンやシーズナルはあまり読み解けず戦った試合でした。
目の前を攻略していった連続のみです。
苦しいときもある、体調を崩すときもある。ただどれもスコアを崩して良い理由にはならないんだと思っています。
その状況で如何に戦うか。
たぶんトーナメントも仕事も私生活も一緒な気がします。

今大会もサポートメーカー各社には多大なるサポートを頂きました。
また応援頂きました皆さま、会場にお越し頂きました皆さま、競ってくれた選手全員、そして体調を気遣ってくれた皆さまに感謝致します。
次の桧原湖戦は万全な体調で挑めるように8月は少しセーブして過ごしたいと思います。

○カバー撃ちノーシンカー用
・エクスプライド1610ML-BFS/シマノ
・16アルデバランBFS XG KTF/シマノ
・シューター12lb/サンライン
・スレンダースキャット4インチ/デプス

○テトラ撃ち10gヘビダン用
・エクスプライド1610M-S/シマノ
・メタニウムHGKTF/シマノ
・シューター12lb/サンライン
・MSクロー2.6インチ/デプス

○ダウンショット用
・エクスプライド263L-S/シマノ
・プロトリール/シマノ
・FCスナイパー6lb/サンライン
・ツーウェイ/レイドジャパン

ボート チャージャー210エリート/チャージャーボート(SDG Marine)
魚探&エレキ GPSMAP8416XSV、1222XSV、7410XSV(フロント)、GPSMAP8410XSV×2(リア)、フォースプロ(エレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム(インパルスリチウム)、オプティマイエロートップ/オプティマバッテリー(GWインターナショナル)

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