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マルチスプールオペレーション

19ヴァンキッシュの替えスプールが届きました!

昨晩、シマノから19ヴァンキッシュの替えスプールが届き、『相変わらず貧乏性だからリールの台数じゃなくてスプールばかり増える』的なポストを各種SNSにUP。
するとツイッターから『私も同じ感じで運用してます!』的なコメントと共に、こんなご自身のブログURLを貼り付けてくれていました。

純正スプールやカスタムスプールを活用!替えスプールによるマルチスプールオペレーションのススメ

この記事内でも用いられているマルチスプールオペレーションって言葉を今後は替えスプール運用の正式名称としたいと思います。(勝手に 笑)
ということで既に何度も書いてきましたが、何故そんなに替えスプール運用がお得なのかを実例を挙げながら本日は書き認めようと思います。

まず、同魚種でも違うメソッドで攻める場合や、他魚種を狙う場合ロッドやリール、ラインを使い分けるのは当たり前の話です。
バスフィッシングで1gのシンカーを10mまで落とす釣りと、1/2ozのメタルバイブをぶん投げるタックルが同じなわけがありません。それぞれに意味があります。
ただ全部が全部、専用でなければいけないかと言うとそうとも限りません。
そんな中で最も専用でなくても良い、汎用性が高いものが『スピニングリール本体』だと私は思っています。
私がどんな釣りでもメインに使うのが2500番という番手。
この一番手で私はフロロ2lbを用いたディープのスモールマウスバスやアジ、メバルからMAXはPE1.5号(30lb)を用いた10kg弱までの青物までほぼ全ての釣りをカバーしています。
ただ本体は対応可能でもスプールは使うライン素材や太さで使い分ける必要があります。

スピニングリールでのスプールエッジの傷は大敵。こんな感じの替えスプールが入れに入れて持ち運ぶのがオススメ。

私の中での基準はモノフィラメントライン(フロロ、ナイロン)とPE0.6号までは2500Sのスプールに。
PE0.8号以上はC3000MHGのスプールに。と使い分けています。
C3000という番手は一言で言うとボディは2500番、スプールは3000番という糸巻き量を確保した2500番という位置付け。当然、2500番リールとスプールの互換性があります。
本来、2500Sという番手は1号(モノフィラ4lb)が100m巻ける設定なのですが、PEラインは150m巻きでの販売が多いため、0.6号までは2500S、0.8号からはC3000MHGという使い分けになります。

さてさて、替えスプールのメリットは何と言っても安上がりな点。使い分けるリールを二台買うのに比べれば本体一台+スプール一つはかなりお安くなると思います。
ただ個人的にオススメなのは安上がりにするのではなく、安くなる分、今までよりもワンランク上のリールを買うという方法。ツインパワー二台だったのであればステラ+替えスプールを。ストラディック二台だったのであればヴァンキッシュ+替えスプールを。という方法です。
基本的に価格が高いほど耐久性も高いのがスピニングリールです。
本体数は減るけど違う釣りをする為に台数が増えているような方にはオススメです。

バスフィッシングの場合は同魚種でもフロロとPEなんて使い分けもできます。

価格面のメリットだけか?というとそんなこともありません。
例えばどんな釣りをするかイマイチ決まっていないor分からないなんて時に、もし別々なリールを二台だと当然リール丸ごと二台を持って行かなければならないですよね。ボートに乗せるにしても嵩張ります。
それがスプールだけなら幾分小さくなるし、例えば似たようなスペックのラインを巻いていればライントラブルで釣り続行不可能とか、地合いを逃したとかにはなり難くなります。
なので一番良いのは同じスプール企画のリールを何台か、加えて替えスプールなんて組み合わせだと現場ではもちろん、しばらく使わないけど捨てたくないラインなんかの逃げ場を作れることにもなります。

実は海外では当たり前な替えスプールですが、本当に日本では全く浸透していません(笑)
理由は様々ですが、メーカー的には丸ごとリール本体が売れる方が嬉しいので(当たり前)、なかなかタブー視されているのかもしれません。
2019年モデルからはシマノは遂にステラとヴァンキッシュのスプール互換性が生まれました(今までステラだけは他機種との交換が不可だった)。
この機会にステラユーザーの方はヴァンキッシュも、ヴァンキッシュユーザーの方はステラも。いかがですか?(笑)

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