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  1. タックルの『いろは』

それぞれのベイトリールの使い分け

昨日、SNSを見ていたら同じシマノの早野プロがスコーピオンBFSを使用していました。マイク付いてるから撮影かな?

早野プロがメインにしているのはメタニウム、アルデバラン、アルデバランBFSだと認識していたので珍しいなぁと。
実は佐々プロも良くスコーピオンBFSを使っているのを見ます。
BFSという名前が付いていますが、アルデバランBFSに比べてスプールが若干重たいのがスコーピオンBFSです。どちらもスプールの外径は32mm。
一言でスプール重量といってもどこが重たいのか、軽いのかによっても性能に差が出るので必ずしも軽いスプールが優れているというものではありませんが、少なくともアルデバランBFSとスコーピオンBFSの二つに関してはアルデバランBFSの方がより軽量なルアーに向いているというのが私の認識です。おそらく二人も同じ。
ではスコーピオンBFSに使い道が無いか、必要が無いかと言われると早野、佐々両プロはアルデバランBFSとアルデバランMGLの間を埋めている非常に重要な立ち位置のリールにしているように感じます。
具体的にはそこまで重たくないバックスライド系ワームや軽量なテキサスや直リグ、フットボールなど。キャスト精度も必要なルアーたちです。

ちなみに私はスコーピオンBFSは持ってはいるけどスタメン落ちしたリールです。

昨年、一緒に取材を受けた際の早野プロのメインタックル。フィールドは霞ヶ浦。

この時の早野プロはアルデバランMGLが3タックル、アルデバランBFSでベイトフィネスに、アンタレスで巻物。

こちらは同取材の私のタックル。

この取材での私はメタニウムが4タックル。巻物のみアンタレス。厳密には私のメタニウムには漏れなくプロト浅溝スプール(今年リリースされた夢屋スプールのプロト、アルデバランMGLと同じく30番スプール8lb100m)が搭載されていました。
早野プロも同じスプールを持っていたけれど彼がチョイスしたのはアルデバランMGLでした。

一方、昨年秋に行われた同じくルアマガの三島湖(房総リザーバー)取材では佐々プロと共演しました。

上が私のタックル、下が佐々プロのタックル。

バンタムルアーだけ(ソフトルアー禁止)の内容だったのでタックルの本数がお互い少ないですが、私はどちらのタックルもアンタレス(巻物)で、一方の佐々プロはアンタレス、アルデバランMGL、SLXを使い分けています。
アルデバラン、SLXはどちらも32mm径スプール、私がどちらの取材でもメインにしたアンタレス、メタニウムはどちらも34mm径スプールです。

これを見ると早野プロ、佐々プロは34mm、32mm径スプールを上手く使い分けており、私は雑破に34mm径をメインにしていることがよく分かります。
おそらく全ての釣りで二人のプロよりも私の方が同じ釣りでも使うラインは太いと思います。

私が良く使うベイトリールのローテーション。

私の場合は極端な釣りを除いてだいたいこの5機種で全ての釣りをまかないます。
アンタレス(巻物だけ)→SLX(打ち物だけ)→メタニウム(オールマイティ)→メタニウム夢屋スプール(ライトオールマイティ)→アルデバランMGL(メタニウムよりも軽いリグ、柔らかいロッド、細いライン)→アルデバランBFS(ベイトフィネス)

早野、佐々両プロよりも32mm径スプールの使用頻度が私は少ない理由はおそらく私はリストが弱くピッチングなんかのスウィング速度が遅いのと、二人よりも重たいリグやワームを使うので34mmの方が適しているからだと考えています。

このリールは良い、悪いと議論することは面白いし、インプレ記事なんかは私のブログでもアクセスが簡単に伸びるので(笑)楽なんですが、本来は個人差フィールド差が大きいのも事実なので自分のスタイルに似ているプロ、自分と同じホームフィールドを持つプロの使い分けを見るのは一つの分かりやすい指標だったりします。

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