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  1. タックルの『いろは』

2021NEW!ディアルーナBS

皆さんお久しぶりです。一週間ぶりの更新ごめんなさい。
3月1日から1ヵ月半全力で走り続けていたので、昨日今日の二日間めちゃくちゃ休みました(笑)
仕事や撮影内容的に今はまだブログやSNSに書けないものがかなりあって更新が滞りました。ごめんなさい。

さてさて3月から4月半ばまでずーっとバスばかりやっていたのですが、久々に浜松に帰ってきてタイミング的にも浜名湖が本格的なシーズンインです。
ブログでも何度か書いていますが、他地域の方にはソルト『も』やるバスプロ黒田なんですが、静岡のアングラーの方々にはバスフィッシング『も』やってる浜名湖の黒田なので私にとって地元でのソルトゲームは大切だし、毎年楽しませてくれる釣り。

そんな中で、今年シマノのディアルーナBS(ボートシーバスの略)がフルモデルチェンジし全6機種のうち2機種をプロデュースさせて頂きました。
そしてその製品版が不在の間に届いていました。

2021年フルモデルチェンジのディアルーナBS

私が開発に携わったのはスピニングのS66MLとベイトのB68MLの2機種。浜名湖のアングラーならスペック見ただけでなんとなく浜名湖用に私がどんな釣り用に作ったか分かるかもしれません(笑)

と、その前に。バスもソルトも色々やり過ぎて、一体黒田って何のシリーズのロッドをプロデュースしたり開発に携わっていたんだっけ?って方もいらっしゃると思うので少しだけ整理をすると。

・エクスプライド/バスフィッシング(2017〜)
・ゾディアス/バスフィッシング(2017〜)
・ブレニアス/ブリーム、チヌ(2019〜)
・ブレニアスBB/ブリーム、チヌ(2020〜)
・ディアルーナBS/ボートシーバス(2021〜)

の5シリーズ。もちろん他のバスロッドシリーズだったり、ソルトの別ターゲットで使うシリーズもあるけど、自分企画の番手があったり、明確に開発に携わっているのはこのシリーズです。

わざわざなんでこんな話をするかと言うと、今回のディアルーナBSの様なボートシーバスロッドってぶっちゃけ私が関わっている他シリーズ全てで代用が効きます。
グラコンだったり、低弾性カーボンのバスロッドで代用できることは少なくないし、短いチヌロッドでも小型なルアーなら代用できます。
むしろその方が、ルアーを絞ったらボートシーバスロッドよりも向いていたりもすることも少なくないと思います。

だからこそ私は前モデルのディアルーナBSは全く使ってきませんでした。メーカーにもオーダーせずに現状バスロッド&チヌロッドで満足していました。

ただ問題もあって。
特に私が使っていたベイトのボートシーバスロッドなんかは廃盤になったり、高価格帯(5万超とか)でなかなかボートシーバスアングラーには現実的ではない価格帯になっていたり。
スピニングも複数本持つなら問題ないんだけど、一本で全ての釣りを80点でこなしたい場合には良いのがなかったりだったのも事実でした。
そこでディアルーナBSにボートシーバスロッドとしてきっちり枠内に収まる様に作られたのが前述の2機種です。

S66MLを始め、スピニングはアップロックに。

プラッギングに向いたスピニングロッドは私自身が既に何本も作ってきていているし、他メーカーのものを含めると浜名湖アングラーにも持っている人は少なくないと思います。
そんな中でいつも『今回のやつが最高!』なんてなるはずがないので(笑)私なりの使い分けをご紹介すると。

・ディアルーナBS S66ML(2021)
5gの小型ミノーから14gのメタルバイブまで。
全部が80点。普通に使いやすい、普通の6.6ft MLアクション。
一本持っていくと潰しがきく。
PE1.2号+リーダー20lbくらいまでは大丈夫。

・エクスプライド 266L-LM(2020)
5gの小型ミノーから10gのミノー、バイブレーションまで。
低弾性カーボンを使用しているけどボートシーバスロッドやグラコンよりはシャープ。
ストレートリトリーブ3:ロッドワーク7の場面なんかで。

・ブレニアス S70ML(2019)※BBもほぼ同じ
5gの小型ミノーからMAXでも10gクラスまで。
他よりかなり先調子&ソフトティップでトップで水噛みを感じるのに向いてる。
小口径ガイドなのでメインPE0.8号くらいまでが使いやすい。
ストレートリトリーブ1:ロッドワーク9くらいの比率。
細身ブランクスなのでデカシーバスきたらきつい。

・ゾディアス 260ML-G(2018年)廃盤
5gの小型ミノーから20gまでの各種ルアー。
ストレートリトリーブ5:ロッドワーク5の半々くらい。
潰しのきく何でもロッド。ある意味ディアルーナBS S66MLに近い。

こんな感じに私の場合は今シーズン4機種をローテーションしながら、スピニングの場合は季節やその日のメインルアーに向いている2機種くらいをボートに積むと思います。

一昨年前のテスト時かな。

前モデルである2015年モデルのディアルーナBSにもS66MLってモデルはあって、同じスペックではありますが今モデルは一から作り直した全く別のロッドです。
前モデルはボートシーバスロッドらしい癖の少ないロッドだったと思います。グリップ長やガイドもバスロッドに比べ長く、大きい、ソルトロッドらしいボートシーバスロッドでした。
今回のS66MLはそれに比べ、軽量で小口径のガイドを採用しています。
理由はやっぱり様々な釣具の進歩です。
特にここ5年でラインはより細く、強くなり(特にPE)、フックは強く、刺さりが良くなりました。
あれだけ剛性>重量とされていたステラも2018年で一気に軽くなりました。
そうなるとロッドだけ変わらずとはなりません。

ベイトのB68MLは私がずっと溺愛していたあいつがペースです(笑)

ベイトのB68MLもスピニングのS66MLと同様、浜名湖であればこれ一本で全てを80点でこなせるロッドです。
浜名湖の場合はまだまだベイトを何本も長さや硬さで使い分けるというところまでボートシーバスロッドとしては成熟していないのでまずはこれを選べば不自由がないというロッドでもあります。

今まで私の場合はポイズンシリーズの168MLをメインにすることが多く、それで何不自由ありませんでした。
ただボートシーバスロッドとしては高額になるので、ガイドゲストさんなんかにはめちゃくちゃオススメし難くて(本来用途も違うし)、この機会にとラインナップに加えて頂きました。

去年多くの場面で使っていたベイトロッドはほとんどこのプロトです。

こちらは色々試した結果、グリップ長まで愛用していたバスロッドに揃えました。

その他はレギュラー番手に、東京湾の家田さんがプロデュースした2機種の計6機種がNEWディアルーナBSです。
地域差が大きく、答えの違うボートシーバスロッドですが、浜名湖を中心とした中部圏対応の機種は私が責任を持ってプロデュースしました。
華型ブランドではありませんが是非、興味のある方は店頭で触ってみて下さい!

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