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  1. タックルの『いろは』

メタニウムMGL続き

四月中旬くらいに書いたメタニウムMGLの続報といいますか、実使用のコツとか使い分けを含めて本日は追記致します。
前回のはコチラ!
http://wind.ap.teacup.com/bokutachi/1989.html

まずは前回もお伝えした通り(みんな知ってるか 笑)、外形デザインは13メタから15DC、16MGLまで全て一緒です。
唯一違うのは15DCまでは三種類のギアの違いをメカニカルブーキのアルマイトカラーで見分けてましたが、16MGLは全部メカニカルブーキは同一で、ギアボックス前面にギア比がそれぞれ書いてあります。

ここからは僕の主観中心です。
飛距離
飛距離20%UPがウリのこのリールですが、事実体感として飛距離が伸びてる感じが間違いなくします。
特に思うのは1/2前後のジャークベイトとか、3/8~5/8のクランク、3/8クラスのスイムジグとか。逆にスピナーベイトとかマイブームな羽根モノ系ルアーはあんまり感じません。つまりキャストの初速が早いルアーはそのスピードを殺さないのか飛距離が伸びます。逆に言うとスイングスピードの早いアングラーは更に色々なルアーで恩恵を受けると思います。
バックラッシュ
投げた瞬間はバックラッシュしそう!と未だに毎回思う(SVS搭載以降のシマノリールでバックラッシュする瞬間に思うあの感じ)んですが、結果そのまま飛んでいってバックラッシュしません(笑)
ブレーキ
僕の場合、13メタまでのSVSは基本2/6をONにしていました。逆風とかはサミングでカバー。色々使ってみて16MGLは4/4をONがベストです。その代わりに外部調整がかなり幅広いので一生4/4で良い気がします。メカニカルはちょいカタカタするくらい。これで一切不自由なしです。
巻き心地
ここに関してはちょっとまだ要確認なんですが、明らかに15DCまでとはちょっと違います。
13メタ、15DCはほぼ同一(とゆーか15までの全てのマイクロモジュール搭載リールが全て同じ)なんですが、マイクロモジュールを搭載している機種って、もの凄く巻いてる感がします。ギアが噛み合ってる感というか、抽象的な言い方すると工業製品のギアが回ってる感というか(笑)
(スイムジグみたいな基本ラインをバイブレーションさせないそれなりの重さのあるルアーを投げるとすぐ感じることができます)
悪く言えばノイズなんだと思いますが、これを好きな人もいれば、僕はどちらかというと無い方が良いなーと思っていたタイプです。
で、全くどこにも誰にも確認していませんが16MGLはこのギア感が皆無です。
劣化とかで発生するものではない(13メタ、15DCは最初からある)と思うので、ひょっとしたらなんらかのアップデートがされてるのかもしれません。
13メタ+BFSスプール
前回も書いたんですが、SVS搭載リールとして16MGLが唯一、13メタに劣っている点は軽量ルアーと近距離ピッチングだと思います。現状、13メタ+BFSスプールがこの点では優れています。
そもそもラインキャパが全く違う(BFSは12lbが50mだけど、MGLは100m巻ける)ので全くもって平等じゃない比較ですが。

ちなみにBFSスプールは約10gで、MGLスプールは約14gです。コレに糸巻き量の差も出るので実質MGLスプールの方が1.5倍以上重たいスプールになってるはずです。
たぶんこのリール、外見の目新しさが無いので一気に凄く使う人が増えるリールではないと思いますが、一度使うとなかなか手放せなくなるリールなのでジワジワと侵食していくタイプなリールだと思います(笑)
僕は昔からシマノ派な人間ですが、12ヴァンキッシュ(ローターがPEで使いにくい)とか15アルデバラン(ロッドとバランシングしない)とか欠点も書いてきたつもりですが、MGLはなかなかに重箱の隅を突きにくいリールです。
本当はカシータスMGLでも似たようなことが起きてるのか確かめたいんですが持ってないので誰かインプレして欲しいです。
あと早く32mm径のMGLスプールを出して下さい。

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