毎年お約束の新製品紹介ブログです。
昨年同様、YouTubeチャンネルでも詳しく語らせて頂いておりますので、宜しければそちらも合わせてご覧ください。
※今年も当ブログの新製品ネタは全部黒田本人が撮影したものなのでリンクフリー、画像転用フリーと致します。好きに使って下さい。黒田ブログから借りたよ!のクレジットを入れるかどうかも個々の判断におまかせします(笑)
また新製品は私がご紹介するもの以外にもあります。
例年通りの『自分ルール』で自身が開発に携わったり、テストに参加したもののみのご紹介です。
昨年、私のブログ記事で確執が生まれたあのスピニングリールがモデルチェンジです。
昨年、20ツインパワーが出た際に『20ツインパワーと17ツインパワーXDはどちらが優れているか?』という内容のブログをUPしました。
私が知っている数値や実測値を元に淡々と書いた内容のブログ記事なんですが、結論としては『17ツインパワーXDよりもほとんど全ての場面で20ツインパワーの方が優れている』としました。そして軽く炎上を今でも続けています(笑)
ただこれは実測値を元にした内容なので、シマノにクレームを入れても覆ることではないです。
このブログ記事は一年経った今でも私のブログの稼ぎ頭です(笑)
さぁ、そして今年遂にその犬猿の仲のツインパワーXDが2021年モデルとしてモデルチェンジします。
この21ツインパワーXDは簡単に言うと20ツインパワーと19ヴァンキッシュを足して2で割ったようなリールです。
ボディは20ツインパワー、ローターのみ19ヴァンキッシュ、この構成で成り立っているリールです。
正直、想像の範囲内で目新しい部分はここまで一切ありません。
念のためおさらいすると。
◯ボディ
18ステラ マグネシウム
19ヴァンキッシュ マグネシウム&ci4+
20ツインパワー アルミ&ci4+
21ツインパワーXD アルミ&ci4+
◯ローター
18ステラ アルミ(一部機種マグネシウム)
19ヴァンキッシュ ci4+
20ツインパワー アルミ
21ツインパワーXD ci4+
何度も言いますが、20ツインパワーのボディに19ヴァンキッシュのローターを組み合わせたものが21ツインパワーXDです。
つまり、ハンドル回転の軽い20ツインパワーとか、ボディの強い19ヴァンキッシュとご想像下さい。ほとんどそれでOKです。
なのでここまでだと昨年のブログ記事同様、よりXDなのは21ツインパワーXDではなく20ツインパワーだと結論づけることになります。
しかし、シマノは今回スーパーズルい手法を使いました。
皆さん、SWバリアコートスプールリングというフィーチャーをご存知でしょうか。
数多いシマノリールの中で、過去に14ステラSWと19ステラSWのみに付けられた機構です。
それが今回の21ツインパワーXDに搭載されています。
同時にUPしている私のYouTubeチャンネルではこのスプールリング(スプールエッジ)を鉄ヤスリでゴリゴリ削ろうとしているので是非見て頂きたいのですが、簡単にいうとちっとやそっとじゃ傷付かないスプールリングです。
鉄ヤスリでも、堤防のコンクリートでも、磯の岩場でも。
ダイヤモンドヤスリなんかを用意しないと傷をつけられません。
通常は14ステラSW、19ステラSWにのみ付けられていた加工で、当然SWシリーズは5000番より上なので、C3000〜C5000番の汎用番手には21ツインパワーXDが初。
もちろんツインパワーの上位機種である18ステラにも19ヴァンキッシュにも搭載されていない。
それを21ツインパワーXDに乗せてきました。ズルい!汎用番手は次のステラからだと思ってたのに。
皆さんご存知の通り、スプールエッジはアキレス腱です。ラインの当たる一番大切な部分でありながら、一番傷つきやすい箇所。
これを付けられたら確かにXDと謳って良いと思います。
ただ最後に私は付け加えたい。
シマノはスプールだけをパーツで買えます。
もちろん21ツインパワーXDのスプールは18ステラ、19ヴァンキッシュ、19ストラディック、20ツインパワー、20ヴァンフォード全てに着きます。
もうこれ以上は皆さんの判断にお任せいたします(笑)