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今記事は22メタニウムシャローエディションに関しての記事になります。
毎年お約束の新製品紹介ブログです。
昨年同様、YouTubeチャンネルでも詳しく語らせて頂いておりますので、宜しければそちらも合わせてご覧ください。
※今年も当ブログの新製品ネタは全部黒田本人が撮影したものなのでリンクフリー、画像転用フリーと致します。好きに使って下さい。黒田ブログから借りたよ!のクレジットを入れるかどうかも個々の判断におまかせします(笑)
また新製品は私がご紹介するもの以外にもあります。
例年通りの『自分ルール』で自身が開発に携わったり、テストに参加したもののみのご紹介です。
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22メタニウムシャローエディション
二年前の2020年。メタニウムが2016年以来にフルモデルチェンジし20メタニウムが発売されました。
私自身もメインリールであり、その完成度の高さから多くのアングラーに愛用されている『近年最も売れているベイトリール』だと思います。
今回登場する22メタは厳密にはモデルチェンジではなく『追加ラインナップ』です。
『あぁ。最初からシャロースプール搭載してるのね』
と名前から分かると思うのですが、今回心臓部が一部変更されており、それが人によっては『とても重要』でもあると思うので宜しければ最後までご覧下さい。
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左から20メタニウム、右22メタニウムシャローエディション
まず色が違います(笑)
ガンメタボディだった20メタに対し、22メタはシルバーボディ。16メタニウムに近いカラーと言えば分かりやすいかもしれません。
20メタは12lb-100m(♯70サイズ)のラインキャパシティでした。
今回の22メタはシャローエディションと名前に付く通り、8lb-100m(♯30サイズ)の浅溝モデル。
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左が20メタニウム純正、右が22メタニウムシャローエディション。
実はこれ自体も特段新しいものではなく、20メタと同時発売されていた『夢屋シャロースプール』と同品です。(刻印だけ違う)
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夢屋のは『YUMEYA』って入っていて、今回の22メタには『SHALLOW EDITION』の刻印です。
ご存知の方も多いと思いますが、20メタ用のシャロースプールが一時期手に入らなさ過ぎて(発売から二年経った今でもない事多い)、一時期は倍値ぐらいで転売されていたので(汗)
ただメタニウムって守備範囲の広いベイトリールなので、12lb-100mは最低欲しいって方の意見も、私みたいにそれじゃ多いから全部シャロースプールに替えるって方も両方居るんですよね。売れすぎているリールだからこその悩み。
今まではシャロー(スプール)派の人達が我慢していた(というか最初から高いスプールを追加購入前提で使っていた)訳なんですが、今回はもうそれはしなくて良いよってシマノからのメッセージだと思います。
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個人的にはソフトベイトには22メタなんですが・・・
色変えて、既にあったシャロースプールを載せただけかよ!
って声が聞こえてきそうですが、最後の変更点が『既存品を組み合わせただけで違う製品とは言わない』ってシマノらしい部分だと思います。
一番の変更点がここです。
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左が22メタニウムのドライブギア、右が20メタニウムのドライブギア
ドライブギアと呼ばれるベイトリールの心臓部が20メタのブラス(真鍮)から22メタはアルミ合金製に変更になっています。
これにより10gの軽量化が行われています。
20メタ175g→22メタ165g
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20メタのブラスドライブギヤは約13g
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22メタのアルミドライブギヤは5g弱。かっる。
厳密にはドライブギアの重量差は8g強なんですが、これにスプールの自重差を加えるとほぼ10gの差となります。
もちろん20メタのウリの一つがブラスドライブギアでした。それは紛れもない事実。
ただ皆さんご存知の通り、メタニウムは2000年のメタニウムMg以降、05メタニウムXTを除くMgボディのモデルにはアルミドライブギヤが採用されてきました。
自重の軽さ優先。ブラスドライブギアはアンタレスやバンタムの担当。
これに関してはどちらが正解ってことはなくて、使い方やフィールドによる部分が大きいです。
強度やフィーリング重視ならブラスを、軽さ優先ならアルミを選べば良いだけです。
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既存のアルミギアではなく、今回専用設計です。マイクロモジュールだけどかなりギア面は大きい高級タイプ。
最後に黒田からの限界アドバイスです。
20メタのドライブギヤは18バンタムと同じものを使っています。
今回20メタと22メタは同筐体です。
そして18バンタムと22バンタムは同ドライブギアです。
もちろん22メタを買って頂けるのがベストです。
ただ20メタ沢山買った!持ってる!って方もいらっしゃると思うんですよね。
そしてその上で『軽くしたい』って方も。
あとは20メタのブラックベースの方が好き。でも軽くしたいって方も。
逆にバンタムを軽くしたいって方は少ないかな(それならメタニウムにするだけで良いし)
裏技だけどシマノってパーツ供給だけもしてるから本当に優しいなって思います。
いくら需要があっても色違い、スプール違いだけでは新製品は出さない。
既に持っている方は御自分の自己責任で。
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私はあえてテスト時はヘビースピナーベイトとかも巻いてたけどもちろん何の問題もないですからね。