今年リリースされましたゾディアスシリーズ初のグラススピニング260ML-G。
ブラックバスアングラーから買いました!と、ご連絡を頂くことはもちろん、今月浜名湖に遊びに来て頂いたゲストさまの半数以上がお持ち頂いて、実際に魚に沢山曲げて貰いました。本当にありがとうございます。
半年ほど前のフィッシングショー開催時に詳しい開発背景や拘りを記しましたが、実際にシーズンインして魚がガンガン釣れるこのタイミングで補足記事を書こうと思います。
というのも、一月に書いたこの記事が未だにかなりのヒット記事で、この記事だけで毎日は100アクセス以上を稼いでくれているモンスター記事だからです(笑)
ちなみに自慢ですが(笑)このロッドに関しては検索エンジンで私のこの記事がブッチギリのトップです。
私の下にアマゾン購入ページがあって、その下が超有名ブロガーさん2人、その下の5番目にやっと本家シマノ社の商品ページ(汗)
まっ、そんなことはどーでも良くて、その際の記事に書いていないガイドについて今回は少しだけ触れたいと思います。
比較対象が難しいので、今回は製品版260ML-G、プロト260ML-G、エクスプライド 266L(同じ用途の人気ロッド)で比べていこうと思います。
バット側から二番目のガイド。全ての画像で右から製品版、プロト、エクスプライド266L。
バットガイドはシマノ社の場合、ほぼ全てがYSG25(素材違いあり)なので比較していません。
バット側から三番目のガイド。
バット側から四番目のガイド。俗に言うチョーク(絞る)する役目があるのがここらへんです。
最後にトップガイド。
一言で言うと、全体的にデカイですよね。
バスフィッシングに使われているロッドはもの凄く先調子です。
近年、良く曲がるロッドが増えたと言われますが、それでも釣りのジャンルとしてはまだまだ先調子。
そのためキャスト時にバットガイドから曲がるなんてことはあまり無いと思います。
だからどんどんガイドは小口径化されてきてシャープさが増し、軽量感も増しています。基本それで問題になることもありません。
ベイトに関してはこれで一切問題ないと思います。スプールが回って直線的にラインが放出されるのでガイドが小さくなってもバタつくことも、絡むことも少ないからです。
ただスピニングロッドは違います。
螺旋状に放出されたラインを最終的に直線にしなければなりません。
もちろん多くのバスロッドのように先調子であれば、ベリーやバットのブランクスが曲がらないうちに直線にしてしまえば、そこから先のガイドはいくら小さくても絡むことも、飛距離をスポイルすることもありません。
問題はグラススピニングのようにベリーや、場合によってはバットも曲がって振れ続けてしまうロッドの場合です。
そういった近年ほとんど見られない良く曲がるスピニングロッドに、小口径ガイドを組み合わせるとガイド絡みやブランク跨ぎが頻発します。特にしなやかで浮きやすい8本撚りなんかのPEラインだと顕著です。
ブランクスもラインも暴れているのに、通り道であるガイドだけ小さくしたら、行き場がなくなり絡んだり跨いだりするのは当たり前ですよね。
しなやかさが売りのグラスロッドですから、そこを殺さずにトラブルを減らすには場所によってはカーボンロッドよりもガイドを大きくする必要があります。
フロロでしか使わなければほとんど発生しないトラブルですが、PEラインでは避けては通れません。
ちなみに小口径ガイドが付いてしまっているロッドや、基本フロロでの使用しか考えられていないロッドでPEラインを使う場合は8本撚りのしなやかなPEラインではなく4本撚りの硬めのPEラインを使うだけで多少は絡みを軽減できます。
『グラス』と名前が付くとそのしなやかなブランクスばかりに目がいきがちですが、その性能をストレスなく最大限に引き出すためにはガイドがかなり重要だというのが私なりの結論です。
あれ?そういえばそんなグラススピニングを好きなだけ触れて、実際にプロトから触っていた人が直接何でも質問に答えてくれるイベントが今週末にあったような・・・
ゾディアス260ML-Gですが現在の店頭在庫を除くと7月頭までメーカー在庫も有りません!!
今回のイベントはシマノ営業マンに全国から在庫を掻き集めて貰ったくらいです(笑)
更にシマノロッドご購入頂いた方に私が頑張って用意した!?シマノ非売品サンバイザーor非売品キャップのどちらかをプレゼントしちゃうかもしれません!
一万円ちょっとのロッドなのにやり過ぎですワタクシ。
ってことで最後は完全に宣伝でしたが今週末土曜日お待ちいたしております!!