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  1. タックルの『いろは』

カルコンBFSとアルデバランBFSのノーマルギア化

1年ぶりの遠賀川!今日からプリプラ開始!

本日から遠賀川戦のプリプラクティス開始なんですが、遠征先のホテルから題名の件を皆さんにお伝えします。

22アルデバランBFS

現状、シマノのBFS機(ベイトフィネス機)には2つのフラッグシップがあるのですが、その片方が2022年にモデルチェンジした22アルデバランBFSです。

前作16アルデバランBFSから大きく仕様が変更されたので(特にスプールサイズがφ32mm→φ29mmに小さくなった)、ライトソルトやトラウトでの新しいニーズを得ながらも、同時に16アルデバランBFSもまた違った路線(というか従来のアルデバランとして)で多くのアングラーに愛用されていました。

私も16アルデバランBFSは手放せない。

かくいう私も同様で、実際のところ全国を試合や取材でトレイルする中でリールBOXから16アルデバランBFSが外れることは今でも無いし、むしろ基本的には22アルデバランBFSが3台に対し、16アルデバランBFSは常に4台をトレイルに連れて行っているのが現状です。

これはあくまでもBFS機の中でのφ29mmとφ32mmスプールの違いが最大の理由なんですが、唯一明確な不満が22アルデバランにはありました。
それがギア比のラインナップです。

シマノHPより。現在の22アルデバランBFSのラインナップ。

22アルデバランBFSのギア比ラインナップはHG(7.8:1)とXG(8.9:1)のラインナップのみです。
最大巻き取り長はそれぞれ81cm(HG)と91cm(XG)。
確かに打ち物にはこれで十分なんですが、正直『シャッドや小型クランクを巻きたい』となると不向きでした。

対して16アルデバランBFSにはノーマルギアのラインナップがあった。

16アルデバランBFSもファーストラインナップはXG(8:1)のみでしたが、確か翌17年にノーマルギア(6.5:1)が追加されています。
もちろんベイトフィネスといえば大半が打ち物ではあるんですが、小型クランクやシャッドを投げる際にこのノーマルギアが非常に重宝していた。

もちろん巻き取りスピードは単純なギア比のみで決まるものではなく、『ギア比×スプール外径』ではあるんですが、重宝していた16アルデバランBFSノーマルギアの最大巻き取り長65cmに対し、22アルデバランBFS HGの最大巻き取り長81cmのハンドル一回転で15cmオーバーの差は早々感覚的に埋められるもんじゃなかったのが現実。
加えて16アルデバランBFSノーマルギアの6.5:1と22アルデバランBFS HGの7.8:1のギア比差はハンドルの重さも全然違う。アルデバランBFS HGで巻物をする気には個人的にはならなかったです。
だからこそ『16アルデバランBFSノーマルギア』は個人的にも非常に重宝していました。

今月頭に発表になった25スティーレ。

今月頭にシマノから25スティーレという船釣り用の両軸リールが発売になりました。
たぶん私のブログ読者の大半が存在すら知らないはずです(笑)カワハギとか釣る用。
もちろん私は開発とかに携わっていないので6/1の情報公開日に『シマノの下期新製品なにあるのかな?』とHPを見ていて見つけました。
使っている人には一目で分かる『22アルデバランBFSと同筐体だな』という形。
『ひょっとしたらあるんじゃね?』とすぐさまチェック。

ある!ノーマルギア相当のPG(6.4:1)設定がある!

すぐに両軸リール開発に連絡をして、同筐体であること、互換性があることを確認してギアだけ送ってもらう事に。
といってもまだ発売前なので、本体からギアだけ抜いて送って貰いました。

重ね重ね御礼申し上げます。

まずはもちろん22アルデバランBFSに組み込んでみる。
もちろん問題無し。分かってた。
そして『私が本当にやりたかったこと』に移行。

22アルデバランは23カルカッタコンクエストBFSとギア共通。

私はずっと23カルカッタコンクエストBFSのノーマルギアが欲しかった。
最近テストしてたLアクションのプラグロッドもいつも無理してHGで巻いてた。回収ハンドル重たくてキツい!

これが25スティーレのノーマルギアセット。もちろんドライブとピニオンセットで交換しないとダメです。

23カルコンBFSを開けます。

上 23カルコンBFS(XG)
下 25スティーレ(ノーマル)

完成!

これで遂に遂に遂に!ノーマルギアのカルコンBFSが誕生しました。もうHGをゆっくり巻かなくて良い!
今日から使ってるけど小さいクランクとかシュルシュル巻ける!最高!
もちろん22アルデバランBFSでもOKです。

本来はドラグ力が違うのでノーマルギアのMAX値4.5キロが欲しければドラグワッシャーも一緒に変えなきゃですが、とりあえず私は3.5キロで不満ないしこれで使っています。
幸せです。
私の計算だとハンドル一回転で58.2cm辺りに落ち着くはず。

以前、カルコンシャローが出た際にギアの互換性や交換方法なんかを記載したことがあったのですが、今回も同様にやるなら全て自己責任です。

BFSモデル(特にカルコン)のノーマルギア化はメチャクチャ熱望していた方多いだろうし(私含む)、何よりHGとXG設定しかないから買わない、旧モデル使ってるって方が少なくなかっと思うんです。
『ノーマルに出来るなら新しいカルコンBFS、アルデバランBFS買うわ!』って方もかなり居ると思うんです。

ちなみに一巻き58cmは初代アルデバランMg(09)のノーマルギアと全く同じ。

私が2010年頃、バルサクランクや小型クランクを琵琶湖や旧吉野川で投げている動画は全てこの09アルデバランMgのノーマルギアです。

そんなこんなで、特に関東巻物好きな方やH1グランプリに出られている方なんかには是非お試し頂きたいです。

繰り返しますが全て自己責任で。

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