10月は月内ほとんどバスネタになってしまうのでちょっと私のソルトフィッシングの要の話をさせて頂きます。
今現在、有難いことにソルトフィッシングでも様々なアイテムの企画や開発に携わらせて頂いています。
クロダイ用やシーバス用、それにインショア内に分類されるサワラや青物用まで様々手掛けているのですが、今期リリースとなった中でクロダイ用ロッドの『ブレニアスXR』というシリーズでも3機種を私が担当しました。
シマノのクロダイ用ルアーロッドシリーズであるブレニアスは、上から『ブレニアスエクスチューン』『(オリジナル)ブレニアス』『ブレニアスBB』と3グレード展開だったんですが、その中の(オリジナル)ブレニアスがブレニアスXRとしてモデルチェンジした形です。
つまりXRはベーシックラインに当たります。
その中でS72L+Sというモデルは軽量ジグヘッドやノーシンカーなんかを扱う為に生み出したのですが、正直今現在全く一般的には浸透していない釣り方です(笑)
とはいえここ2.3年かなり同様のリグを扱う方も増えてきて、私がやり始めた2018年頃に比べると考えられないくらい増えたようにも思います。
今年こういった軽量リグ用に上記したブレニアスXR S72L+Sをリリースしたのですが、それ以前は2022年にこれまた自身がチヌトップ用にプロデュースしたブレニアスエクスチューンS72MLを使用していました。
さらにそれ以前は硬めのアジングロッドを代用したりしていました。
このロッドはXRのS72L+Sの開発スタートさせる前までの一時、ボートに4本積んだこともあるくらいの愛竿です。(トップ、シャッド、ジグヘッド、ノーシンカー)
このロッドの開発時にも書いていますがチヌトップを最大限考えながら、+αで『軽量ソフトベイト』を想定して開発をしました。
2020-2021年の開発時(発売は2022年)は『こいつ何言ってんの?+α何ができるの?』って思った方がほとんどだったと思うし、事実そんな意見も頂きましたが、今や私のホーム浜名湖でもジグヘッド(重たいのから軽いのまで)はフリーリグと並んで主流になり、開催されている大会では上位者誰かが必ず使っているメソッドになりました。
これは他エリアでの釣果を見ていても同じだなぁと感じています。
宜しければ発売時の4年前の記事をご覧下さい。
当時は7.2ftという中途半端なレングスもクロダイ用には無かったです。ボートショア両方やるから行き着いたレングスです。
発売から4年目なので『そろそろモデルチェンジしますか?』と聞かれたりするんですが、私は今現在、次の開発にすら着手していません。
ブレニアスエクスチューンS72MLに100%満足しているし、作るとしてもブランクスは一切弄れないくらい完成されていると自負しています。
なので次は暫く出ません(笑)安心してください(笑)
話を戻しますが、私の中で完全な生命線がこの2機種です。
チヌトップスピニングで最高傑作だと思っているエクスチューンS72MLはちょっとした軽量リグにも転用可能。
それを更に軽量リグに絞り特化させたXR S72L+S。
曲がりや性格は全く違うんですが、私が必要でコンセプトから完全ゼロスタートで生み出した2機種です。
『何でこのタイミングで書いた?』って話なんですが、私の愛竿なだけでなく、いつも大会では誰かがこの2機種を優勝やお立ち台に連れて行ってくれます。
上位者タックルなんかも毎大会公開されるので色々な人にいつも感謝しています。
中には『別に黒田どうこうとかじゃなくて、使いたい竿だから使っているだけだよ』って方もいらっしゃると思うんです。
ただそれが一番嬉しいです。そう評価して貰えるのが最大の誉です。
誰が作ったとか、誰プロデュースとか魚を釣るのには関係ないですから。