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  1. 考え方の『いろは』

新製品が出てくる意味 

世間では今日までお休みというところが多いでしょうか。
本当に暑いお盆休みでしたね。
私は最近長距離運転が重なり、自問自答の時間が長かったんですが(笑)以前から思っていたけれど、改めて文章化をしてみたいと思うことがあるので文字起こしを開始しました(笑)お付き合い下さい。

バスプロって一体何なんでしょう。
私は以前までは『釣りに関わる収入だけで生活できている人』と個人的に定義していました。
その定義の中にもトーナメントプロやメディアプロ、プロガイドと様々なかたちがあります。最近のメディアプロにはYouTubeの収入もかなり大きいの方もいらっしゃいます。

以前、私のYouTubeチャンネルでバスプロの収入を題材にしたことがありました。

ここで語ったようにバスプロと呼ばれる人にも様々な収入があります。
そして製品のプロデュース料(ロイヤリティー)がバスプロの収入の中で占める割合は大きいという話もしました。

自身が製品をプロデュースした場合、当然宣伝を沢山したり、場合によっては過度な表現をするプロ(〇〇はエサとか)ももちろん居ます。
そしてその過度な宣伝を煙たがるプロも中には居ます。
技術はたいしたことないのに宣伝だけ上手い。
客を騙して物を売っている。
そんな辛辣な評価をする人(される人)も居ます。

黒田健史 公式LINEアカウントを晒します

話は少し飛びますが(戻ってきますのでご安心を 笑)、少し前に私は公式LINEアカウントを質問箱としてブログ上に公開しました。
その中にちょくちょくあるのが『応援したいので黒田さんへの直課金の方法を教えて(作って)下さい』という内容のもの。
一言でストレートにいうと『応援するので金銭的支援させて』ということです。
私はこの手のご提案を頂いた際には『宜しければ私がプロデュースした製品をご購入下さい。それが最大の支援になります』というお返事をさせて頂くことがほとんどです。

近年は釣具の進歩も進みに進み、この釣具じゃなきゃ釣り上がらないなんて場面もほとんど無くなったと思います。
ルアーもパクった、パクられたと言われるけど、基本世に出てくるほとんどのものが優秀。優劣があっても、その微々たる差を一般の方が感じ取るのはかなり難しいと思います。トーナメンターが本気の場面でどちらを手に取るか程度の差です。
ステラもヴァンキッシュもツインパワーも良いリールです。ただルビアスも良いリール。釣果が倍半分になる性能差があるものなんて、思いつく限りガーミンのライブスコープくらいです。

だから私はプロデュース製品は単なる優れた釣り道具というだけでなく、プロとユーザーを繋ぐものでもあると考えています。ユーザーが贔屓のプロを応援するかたち。
もちろん今の時代、プロに売上の一部が入っていることを知っているユーザーがほとんど。
でもファンの方はその分安くしろよとはならないし、逆にそのプロプロデュースってだけで使うか分からないものも買うことがあるんだと思います。

二年前に私はシマノのゾディアスシリーズにグラススピニングを加えて頂いたんですね。
自身で言うのもお恥ずかしいんですが、中部地域ではかなり売ったんですね。
その時も『これじゃなくても似たようなものだと〇〇を中古で買ったら一緒ですよ。その方が安いし。』とお伝えしたことが何度もありました。でも好意を寄せてくれてる方は皆んなゾディアスを買ってくれるんです。そういうもんなんだと思います。
先日とある場面で『黒田くん〇〇出たら100個買うから取っておいてね』と仰ってくれた方がいらっしゃったんですね。偶然隣に居た若い子は『真面目に言ってましたよね?そんなに使うんですかね?』と不思議顔でしたが、私はそういった応援のかたちだと思っています。

私は比較的フラットに表現する方だと自分では思っていますが、第三者同士が『大袈裟に表現して騙している』と揶揄するくらいなら、『応援してくれている方が沢山居る』の方がしっくりきます。

プロは一人の力ではなく、様々な方々の応援によって成り立っているんだと思います。
そして、そのプロの一番の応援者はもちろんスポンサーメーカーさまです。
百万円超の契約金を頂いたり、年間数百万円分のお仕事を頂いたり、加えてかなり高額なサポート品を頂いて私たちのプロ活動は継続されています。
なのでスポンサーメーカーもユーザーさんも大きさこそ違えどベクトルは同じサポーターです。

冒頭に書いたように宣伝ばかりと揶揄することは簡単なんですが、そのプロを応援しているメーカーやユーザーさんのかたちだと思えたら、プロ同士の不必要な垣根もなくなり良くなるのになぁと思ったりしています。

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