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  1. 考え方の『いろは』

憧れるのを辞めません。

昨日まで開催されていましたフィッシングショー大阪にご来場頂きました皆さまありがとうございました。
今回もまた私自身大変勉強になる時間でした。

さて。
今回のショー。私は一大決心をしました。
チヌ界の巨匠、山本太郎さんに初めてご挨拶をしました。
『あぁ。ジャンル(餌orルアー)超えてシマノの先輩プロと話したのね』
くらいに感じるかもしれませんが、私の中でのステラとほぼ同等の輝ける星が山本太郎さんです。
チヌ釣りをルアーから入った方には分からないかもしれませんが、餌orルアー関係なくチヌ釣りの様々な常識を長年掛けて培われた方です。チヌ釣りおける様々な考え方は山本太郎さんのお陰で成り立っています。

最後には写真をお願いしました。プロになって20年弱、初めて同業者に写真のお願いをしたと思います。

ルアーフィッシングのみで、ご存知ない方に補足をしますと、チヌ界のスーパーレジェンドです。
今回『チヌを釣り初めてどれくらいですか?』とご質問をさせて頂きましたが私が生まれる10年以上前からチヌを狙い続けているとのことでした。私の20年そこそこなんて鼻で笑われるレベル。
私が知る限り『人類で最もチヌから恐れられている人』という認識です。

私は生まれも育ちも浜名湖のある浜松なので、事あるごとにテレビや雑誌で山本太郎さんを幼少期から見てきました。
非常に理論的且つ柔軟なスタイルな釣り師で、凄く分かりやすい説明に加え、NEWメソッドにも固定概念無くチャレンジしていくスタイルが山本太郎さんです。
私が理論的になったのはバスフィッシングの今江さんと、チヌの山本太郎さんを幼少期から見ていたことが強く関係していると思います。

私は2017年に正式にシマノ社と契約(バス)し、翌2018年にはソルト契約を追加しました。両分野で正式に契約書を交わしているのは後にも先にも私だけのはずです。

そして2019年ブレニアスシリーズ(チヌルアーブランド)のフルモデルチェンジがシマノソルト契約後、最初の大仕事でした。
当時、シマノの販売促進課Uさんという方がソルトの担当者でした。
Uさんとお話しする際に『私は海釣りだと山本太郎さんに憧れています。小さい頃著書を読んだりして勉強しました』と伝えたことがあり、いつかは直接ご挨拶したい旨を伝えました。
Uさんには『いつでもご挨拶行きましょう!山本さん良い方だからいつでもお話ししてくれますよ!』と言って頂いたんですが、私は『今じゃないんです。今じゃまだ胸を張れないので』とお断りした経緯がありました。
最初はシマノ内でインストラクター(プロ契約の最高ランク)になったらご挨拶をしようと心に決めていたのですが、いざ自分が2020年にインストラクターになった際も『まだ自分には早い』とブレーキを掛けていました。
そんな中で月日が経った今年。
『今の自分なら胸を張れる』と大阪ショー最終日にご挨拶をすることを勝手に自分で決めてのショーでした。

しかも、今の山本太郎さんの担当者が私の最初のソルト担当だったUさんなんです。
山本太郎さんとUさんが終わり際に世間話をしている中、私は緊張しまくりながらご挨拶に向かいました。
Uさんは覚えていてくれたのか『山本さん!黒田さんはね!黒田さんはね!』と説明してくれようとするんですが(笑)そんなの要らん!(笑)逆に緊張する。
名刺交換をさせて頂き、ジャンルも違うから私のことなんか知らないと思っていたらまさかの『いやー動画とかでよく見るよ!リールの解説とか理論立てていて分かりやすいよね』と仰って頂きました。
もう私は喉まで『あなたの若い頃見て憧れて理論的な考え方を覚えたんだよ!』と言いたくなりましたが(笑)グッと我慢して2ショット写真を撮影頂きました。

私の幼少期からの憧れはいくつもありますが、その中の一つは『あのステラの開発に携わりオフィシャルで説明する側に立つこと』、そして『山本太郎さんに同等の立場でご挨拶すること』でした。
もちろん同等の立場なんかではないし、今後も超えることの出来ない大先輩です。

昔も今も、ただの過大表現の連呼でも、言葉遊びでもない理論立てた考え方と解説に憧れる私としては、誰よりも憧れる方です。
小さい頃の俺よ。遂にあの山本先生に同じ青いシャツを着てご挨拶したぞ。

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