先週、PEラインのテスト兼勉強をしていたとブログにも書きましたが、今までルアーやロッド、リールは開発の舞台裏まで色々と知っていたのですが、初めてこんなにPEラインについて詳しいお話を聞いたので私自身、衝撃の連続でした(汗)
今日はそんな中から皆さんにシェアできるごく僅かな情報ですが、とーっても大切で面白いお話をしてみようと思います。
さてさて、私はソルトウォーターフィッシングもやることもあり、かなり以前からPEラインを使用してきました。
おそらくバスアングラーとしては使用してきた期間も回数もトップクラスだと自負しています。
二年前の夏。ピットブルシリーズを使い出して半年頃に書いた記事です。
この時まで私は4本撚はPEエギULT(サンライン)、8本撚はG-soul アップグレード(ヨツアミ)を使用してきて、当然その二製品と比較をした記事をUPしています。
ここから二年が経ち、このブログ内容を訂正させて頂きます。
今現在、4本撚はPEエギULTを、8本撚はピットブル8、12本撚はピットブル12を使用しています。
一言で言うとピットブル4は使わなくなりました。理由は簡単で、価格面を除けばPEエギULTの方が優れていると思うからです。
私は強度に関しては(この場合、実使用で切れないという意味)、4本撚が最も切れ難いと思っていました。
これはポンド数がどうこうとかではなく、実際に魚を釣ったり、根掛かりを外そうとした際にはそれまで使っていた8本撚アップグレードX8よりも4本撚PEエギULTの方が切れることが少なかったからです。特にストラクチャー周りで顕著で、実使用における強度はずっと『4本撚>8本撚』と信じてきました。
そして4本撚は伸びが少ないとも感じていて、ストラクチャー周りで使うことの多いバスフィッシングでは4本撚(PEエギULT)がメインにもなっていました。
ところが二年前、シマノからピットブルシリーズが発売される際の撚数による特性を見ていて自分の知っている知識とあまりにも違いビックリしたのを今でも覚えています。
ピットブルの4本撚は12本撚や8本撚に比べて伸びやすく、直線強度も低いということになっています。
当時、いやいや意味不明。何これ。と(汗)
正直、何も分かってないなぁ。とさえ思っていました。
ところが、二年間フルで使ったピットブルはこの一覧通り。
冒頭で書いたように、強度が強くラフに使えると思っていた4本撚は結局PEエギULTのまま。今現在は8本撚、12本撚のみピットブルを使用しています。
今まで私も、そして多くのアングラーがPEラインの強度や使用感は『号数』と『撚数』で大きく決まると思っていたと思います。
そして今現在も、この二つでPEラインを選ぶ方がほとんどのはずです。
今回、私の長年の謎が解けたのですが、実はPEラインはラインの『撚りピッチ』で随分と特性が変わるそうです。
ピッチが狭く撚り回数の多いラインは総じて硬くなりやすく、摩耗にも強いこと多く、逆にピッチが広く撚り回数が少ないラインは柔らかく傷が入るとすぐに切れやすいとのことでした。
もちろんピッチが狭く撚り回数が増えれば価格は高くなりやすく(コストがかかる)、ピッチが広く撚り回数が減ればその逆。
いうなれば前者はPEエギULTで(事実、このラインは4本撚有数のピッチ数とのこと)、後者はピットブル4が当てはまります。
もちろんPEエギULTに比べてピットブル4は半分以下の値段で買える(ピットブル4はほとんどのフロロやナイロンより安い 汗)ので、どちらが良いかは何を優先するかで異なります。
よく切れたPEラインなんかがきしめんみたいに潰れたり、場合によっては解けたりしていることがありますが、これもピッチによるものみたい。ピッチが広いと当然潰れたり、解けたりしやすい。
私自身もそうでしたが、今まで撚数と号数でしかPEラインを見てこなかった方が大半かと思います。
今後はこんなことも含めてPEラインネタを語っていければと思います。
このピットブル8+は従来のピットブルとは原糸から撚り方、コーティングまで全てが違うとのこと。
従来品に比べてかなり硬いです。つまりは・・・今日の内容にももちろん含まれていることです。
とはいえまだ使い始めたばかりなので自分なりに消化できてからインプレネタは書きたいと思います。