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  1. ルアーの『いろは』

MSクロー2.6インチ新色

昨年、デプス社よりリリースさせて頂きましたMSクローですが、今シーズンに向けて4月上旬に追加の生産がされます。

昨年、需要の高かった6色に、新色2色を追加しての生産です。
追加となる2色は私が『対チヌ用』としてラインナップさせたかったものを加えて頂きました。

元々はバス・ソルト両方で使えるように作ったのがMSクロー。

MSクローは昨年、TOP50シリーズの北浦戦、霞ヶ浦戦の両方でサブパターンとして貴重な魚を連れてきてくれた私には無くてはならないソフトベイトです。
クローワームなのでエビやカニばかりを意識されがちですが、私の場合はレッグワームやHPシャッドテールの激しく動く版(レッグが二つあるので)という位置付けで、両試合ではヘビーダウンショットで活躍してくれました。

一方で、チヌ用のソフトベイトとしては私の中でのメインルアーで、このMSクロー(強)と、ボトムアップ社のハリーシュリンプ(弱)をローテーションするのがマイフェイバリットです。

追加の新色はこの2色。左がサイマキクロー、右がテナガクロー。

正直、バスフィッシングにおいては昨年のファーストラインナップで十分でした。
ベースとなるグリパン系数色に、濃いカラーのブラック、スカッパノン、そして薄めのプロブルーとサクラベビー。
これで十分です。
一方でチヌ用(ソルト)としてはどうしても増やしたい2色がありました。

まず一色目はNo151.サイマキクロー。

早い話しがグリパンピンクです。
実はこのカラーは私がハリーシュリンプでトップクラスに使うカラーです。ハリーシュリンプの『ライトグリパンピンク』を目指して作りました。

このカラーです。

正直、カラーとか濃淡くらいしか気にしない私なんですが、このカラーは良く釣れる経験が多かった。
途中で気づいたのですが、ハリーシュリンプで脱皮シュリンプというカラーも好きなんですが、特にこの2色は『見えチヌ』に効果的なことが多かったんです。(違いが目で見えていたから欲しかった)
で、途中で気付いたのはこのライトグリパンピンクと脱皮シュリンプはお腹側が薄いピンク?シナモン?みたいなカラーで共通していました。
むしろMSクローでサイマキクローを作るまで気付いていなかったんですが(汗)

左がライトグリパンピンクの腹部。右が脱皮シュリンプの腹部。

で、グリパンピンクって特許があるわけではないんですが、完全にハリーシュリンプのライトグリパンピンクのオマージュなので川村さん、草深さんにご了承頂き『サイマキクロー』としてラインナップさせて頂きました。

もちろん発色には拘って、これはピンクが濃すぎてボツ。

これは淡い感じでOKにした配色。透けたシナモン感分かりますかね?

もう一色は個人的に好きな『グリパンに光るラメを配合したカラー』。
良く『グリパンコパー』とか『グリパンマジック』とか呼ばれるやつ。

NO152.テナガクローと名付けました。

これは従来のグリパンにそのまま光るラメを入れてもグリパンが濃すぎてラメが埋まってしまうので、あえて薄いグリパン(日焼けウォーターメロンみたいな感じ)にしてラメの光を遮らないように。

なんやかんやでチヌでもバスでもグリパンやスカッパノンみたいな濃くてラメが光らないカラーを最も使うんですが、ローテーションとして使うとしたら欲しいカラーということで加えて頂きました。

従来のグリパンより若干薄いのが分かるかと思います。

ちなみにサイマキエビ(車海老の子供)とテナガエビはチヌの二大好物なので、それぞれから名前を貰いました(笑)
特にそれぞれをイメージしたカラーではなく、単純に自分が釣れると思った配色&濃度で作り上げました。

従来カラーと合わせて、今年もバスにソルトに、MSクローを是非使ってみてください!

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