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  1. タックルの『いろは』

16メタニウムMGL

今期、モデルチェンジしたメタニウムMGL。
人気機種ながら、見た目の変更が少ないので『どうなの?』という声は非常に多いと思います。確かにリールで内部だけのアップデートで新モデルってなかなかありません。
僕が使って、感じていることだけをザクっと書きます。

1、ちょーシマノっぽい。
キャストフィールは他のどのリールよりシマノっぽいです。ブレーキが効いてる感がかなり少なく無重力に飛んでいっているフィーリング。
使い始めはそのフィーリングから『=バックラッシュしそう』な不安定感があるように勘違いするくらいです。ただMGLスプールのウリである慣性モーメントの小ささのお陰なのかバックラッシュはかなり少ないです。
あと力を入れてキャストしても、抜いてキャストしても飛距離はあんまり変わりません。これはMGLだけじゃなく慣性モーメントが小さいスプール(軽いスプールとかも)の共通項だと思います。
2、一番効果を発揮してるのはサイレントチューン
メタニウムMGLは地味にMGL以外に新しい機構が追加されていて、その一つがサイレントチューン。
スプール軸ベアリングに適度なテンションをかけることで、余分なクリアランスを極力排除し静粛性を高めるという機構。
静かも静かなんですが、僕の使っているフィーリングではMGLとこのサイレントチューンが相まって、よりキャスト時から早い段階でルアーの飛行速度とスプールからのライン放出速度がシンクロするようなします。
だからシンクロさせるための無駄なサミングが必要無く、ロスが少ないからより飛んでいるイメージです。慣性モーメントを小さくできるだけで飛距離が伸びるなら軽量スプールで良いってことになってしまうはずですし、この二つの機構(MGLとサイレントチューン)のミックスが実に絶妙。
3、ライトライン、軽量ルアーならBFSが優れている
ワーミング系の近距離キャストには今まで13メタニウム+BFSスプール(その前は07メタニウム+BFSスプール)とか昨年まではメガバスIPシリーズにBFSスプールを愛用してきました。MGLが出てもそれは変わらないと思います。
具体的には14lb、ファットイカ系(1/2ozクラス)までは今後もBFSスプールを使っていくと思います。
それは単純にその方が向いているからで、現状16lb以上もしくは50m以上巻く場合はMGLってイメージです。
ただ一本でなんでもやったりする場面や、色々なルアーを投げる可能のあるロッドなら迷わずMGLだと思います。
最後に僕の今のリールの使い分けだけ記載しておきます。参考にして頂けたら幸いです。
・09アルデバランMg7BFSスプール→8~12lbでシャッドとか小型クランク
・15アルデバランBFSスプール→6~10lbでワーミング(ML以下のロッド)
・13メタニウムBFSスプール→8~14lbで1/2oz以下のワーミング
・16メタニウムMGL→12~20lbで巻きも打ちも両方、ワーミングは3/8oz以上
・15メタニウムDC→12~20lbで巻く用

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