先日、釣行の際ボートに積んだロッド4本のうち、3本がスピニングで周りから『珍しっ!』を連呼されました(笑)
いやいや、やりますからねスピニング。規模が狭いフィールドや、把握できてるフィールドなら絶対スピニングのほうが喰わせられるもん。
その日、積んだ三本のうち二本がエクスプライド262UL-S(個人的にエクスプライドスピニング一番の名竿だと思う)、もう一本は霧雨フルソリのF2-61XKS・S。
この日釣った良型は全部、霧雨フルソリで。
ここ5年くらいずーと書き続けているけど、ホントにフルソリッドとかソリッドティップの認識って誤解が多いような気がします。
感度(ちょー曖昧な表現だけど、ここでは釣糸&釣竿を通して手元に伝わる振動と仮定)は理屈で考えれば絶対にフルチューブラーが一番良いはずです。軽さでもフルソリ&ソリッドティップはもちろん軽量化にもなりません。
ここで仮定した感度を上げるためだけなら、間違いなくチューブラーロッドを硬く、短くするのが最短で最大の効果が出ます。
ただ、一方でソリッドだからティップが綺麗に入り視覚的にバイトを捉えやすかったりは間違いなくあるし、たまにある狙って作られたかなり硬いソリッドティップは、硬くしても綺麗に入るソリッドだから柔らかいチューブラーと同じようにルアーを操作できて結果的に感度が上がる。そんなことはあり得ると思います。
ただ、そんな説明ほとんど見たことはなくソリッド&ソリッドティップ=感度良い。みたいなへんな構図が出来あがってます(笑)
じゃあ上の理由からソリッドティップは良いとして、フルソリッドなんていらないじゃん。ってなるかと思うんですが、個人的には非常に好きで、長い間自作していたフルソリロッドベースに霧雨フルソリッドをリリースしました。
まず今日はフルソリッドのデメリットを箇条書きにします。
○重たい(チューブラーのように空洞じゃないから当たり前)
○感度悪い(釣糸から穂先に伝わった振動をフルソリッドは多く吸収するため)
この二つのデメリットはバスフィシングをする上で致命的(笑)
キャストとアクションを繰り返す上で重さは疲れに直結するし、エサではなくルアーを使う以上、魚のバイトを感知して合わせなければいけないのにそれを感じ難い。
じゃあそんなダメなフルソリッドが何で必要かを明日から書いてみようと思います。
- ホーム
- タックルの『いろは』
- フルソリッドロッドその1.