年末になり来年のことも色々と考えなければならなくなってきました。
大まかなスケジューリングはもちろん、場合によっては数か月先のホテルの予約まで・・・
年が明ければ各地のFショーに恐怖の確定申告(笑)と続きます・・・
そんな中で来年活動するにあたり、悩んでしまうものがあります。各種魚探をどうするか。です。
現在、バスボートにしろアルミボートにしろ私は三台の魚探でやりくりしています。たぶんプロの中ではかなり貧弱です(笑)
コンソールはホンデックスHE820(GPS、2D魚探)とガーミンGPSMAP(サイドイメージ、ダウンスキャン、クイックドロー(自動等深線作成機能))。
バウはホンデックスHE840(GPS、2D魚探)でウェイポイントは前後で共有しています。正直昨年まではやり易いやり難い、見やすいという部分を除けばほとんど同じことができるし、十分とも思っていました。
貧弱とは書いたけど実際にこれくらいで戦っているトッププロの方も居なくはなくて、スタイルによっては魚探いらないくらいのプロも居るので(笑)、全てが全てデジタルデバイスで優劣が決まるものでもないとも思っています。
2016年までは私はバウはHDS8&HE840、コンソールHDS10&HE820の計4台を積んでいました。
2017年にGPSMAPに乗せ換えた理由はクイックドロー(自動等深線図作成機能)が欲しかったからで、それまでもローランスでもできなくはなかったんですが、クイックドローは魚探本体のみで現場でそれが可能なのが大きなメリットでした。
そしてクイックドローで一躍名が知られたガーミンは、今年ライブスコープという機能で更に多くのアングラーが導入を検討せざるを得ない状況になっています。
最新のデジタルデバイスを釣りにおいてそれほど必要としない私ですら、ライブスコープが必要だと思わされる点については後述しますが、実際自分で全てを試すことは不可能なので凄く知識が豊富&全国様々なフィールドで釣りをするプロの情報や魚探そのものを見せてもらいながら感じていることを今日は書いています。
TOP50プロ&琵琶湖ガイドの武田プロなんかはガーミンだけでなく、ロランス、ハミンバード、ホンデックスと全ての魚探メーカーの比較(長所、短所)を常にアップしてくれているし、
魚探ガイドもしてる。
武田栄喜ブログ(ブログで見るよりも武田君のFBをフォローするほうがオススメ。そちらのほうが情報量多い)
https://www.truth-biwako.com/blogs/takeda/
同じシマノチームで2018TOP50年間優勝の早野プロは、まさかの冬季の亀山ガイドはゲストシートにライブスコープモニターを設置してる。
早野剛史ブログ
https://ameblo.jp/takeshi220/
この二人がガイドとして本当に凄いなぁと思うのが、もし自分が同じ立場だったらライブスコープの画面をゲストさんに見せるのは本当に勇気がいる。
どうしてか?というとお金がかかるとかって単純な理由じゃなくて、自分の言ってることが本当かどうかが一瞬で分かってしまうから。
『右前方にトップ2mの立木が二本あって、今の状況なら魚がサスペンドしてます』
『水温低下で活性が低いからボトムに魚が溜まってます』
『ルアーを2mくらいでトレースしてくるとブレイクから飛び出してきます』
そんな今まで経験と感覚でガイドがゲストに話していたことが真実なのかどうかが全て暴かれるわけです。
本当は立木なんてないかもしれない、魚はボトム以外にもいるかもしれない、2mと思っていたらルアーは4mをトレースしているかもしれない。
そんな今まで曖昧で経験と感覚に頼っていたものが全て映像として映し出されます。
逆に言えば両名のプロは普段からそこまで正確に釣りをしている自信があるということでもあります。(実際そうだと思います)
嘘を付けないし、そのつもりもない二人のガイドはその日の釣果がどうだったかは別としてゲストにステップアップをしてもらうことを念頭にガイドをしているということですよね。
ということで、前後逆になってしまったけど、結果ライブスコープが何でそんなに必要性が高くてどんなことができるのかは面倒すぎるので佐々プロのこの動画を見てもらうのが一番だと思います(笑)丸投げ。
一言で言えばボートの振動子下方から前方(実用25mくらいまで)の状況がリアルタイムに映像になるということです。
ストラクチャーはもちろん見えるし、魚はサイズや数、魚種くらいまでは判別可能。
そして、今日一番伝えたかった一番悩ましい点はここから先です。
ライブスコープが決定的に他の釣り道具と違う点は今までできなかったことができるようになったことです。
他にも高級タックルと呼ばれるものは数多くありますが、いくら高級なものでも今まで50できていたことに対し100できるようになったということがほとんどです。
一方でライブスコープはいままで出来なかった(0だった)ことが出来るように(100になる)という点。もはやこれはいけなかったポイントに行けるようになったことに匹敵するレベル。
そして桁外れに(他の釣具に比べて)価格が高いのも悩みの種です。
モニター(10インチクラス)と振動子合わせて約60万円はボートパーツの中でもかなりの高額な部類です。
前半で書いたように間違いなく革新的で大きなメリットのあるライブスコープ。同時にそれに見合った値段は当然します。
来期以降かなりの数のトッププロが取り付ける可能性は非常に高いです。同時に若い子たちが取り付けるとしたらかなりの負担です。
私がプロ登録したころはサイドイメージの出だしで、それでも高額でなかなか取り付けられませんでした。
当時のサイドイメージはあくまでも50を100にしてくれるアイテムであり、現在のライブスコープよりも優位度は低かったと思います。
人と競う釣りをしているアングラー、特に若い子たちにとってどうするんだろうと(自分を含めて笑)、勝手に思っている次第です。
買える方は、取り付けるだけで釣果が上がる可能性が格段にUPする系ツールなので搭載することをオススメします。