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  1. ボート・魚探の『いろは』

ガーミンGPSMAP1022&1222XSVという名機!

月曜日のトレーラー整備に引き続き、火曜日以降はも初戦&第二戦に向けてステーサー400の装備強化。
エレキ&魚探の変更も完了して、トレーラー車検も完了です。

今週やりたいところまで無事終了!

私に頂くボート関連の相談や質問は様々ありますが、その中でも数が多いのが魚探システム(特にライブスコープを中心とした)とそれに付随するバッテリーについてです。
もちろんそれは私がガーミン魚探や、バッテリー(インパルスリチウム&オプティマバッテリー)メーカーさんと契約させて頂いているからもありまして。
逆にボートの特性に関しては、長年のバスボートオーナーさんの場合『次何に乗るか』は悩んでいても『どう違うか』は把握している方が多く、相談というよりも雑談くらいになります。

私の七色ダム&小野湖戦の魚探セッティング。

当然最も多いのが『ガーミン魚探』についてのご質問なんですが、本来型落ちモデルにも関わらず近年ジワジワと人気が出てきている機種があります。
それがGPSMAPシリーズの1022(10インチ)と1222(12インチ)という2機種。
この2機種は兄弟で10インチと12インチの違いなだけです。

右側にジョグと呼ばれるダイヤルやボタンが付いているモデル。

このGPSMAP1022&1222がリリースされたのは確か2017年のはずで、既に6年も前のモデルです。
当然、その間に事実上のモデルチェンジがされていて、現行はGPSMAP1223(12インチモデル)となっています。10インチモデルは現行には非ラインナップ。

ただ未だにこの2機種を使っているプロアングラーは日米合わせてかなり多く、そして廃盤にはなっていない為、今でもかなりのセールスを誇っています。
ライブスコープが出るかなり前に出たこの機種が何故今でも人気なのか。

左が現行のGPSMAP1223(XSV)、右が今回の主役のGPSMAP1222(XSV)。画面サイズは同じ12インチ。

このGPSMAP1022&1222がその他のガーミン魚探と違う点は『非タッチパネルモデル』だということ。つまりタッチパネルではありません。
言うなれば携帯電話でいうところのガラケーで、他は全てスマホになってしまった中で唯一のガラケーということになります。

『とは言っても使えなくはないってだけで、良くはないんでしょ?』と思われがちですが、非タッチパネルでの重大なメリットがいくつかあります。

まず一つ目は『単純に安い』ということ。
GPSMAP1022(10インチ)は20万円台半ば、GPSMAP1222は40万円ほど。
最早これが高いのか安いのか分からないのが今の魚探事情ですが、これは同じGPSMAPを例にとると10インチモデルは現行の9インチ(GPSMAP923)よりかなり安いし、12インチモデルは多くのプロが使うフラッグシップ機の12インチ(GPSMAP8412)の半分以下の値段。
今現在、12インチ魚探で90万円台後半の他社魚探もある中で40万円で買えるこの魚探のコスパは計り知れません。

そして二つ目は『使えない機能がほとんどない』ということ。
いくら安くても『既に使えない機能』があるようでは意味がありません。
このGPSMAP1022&1222に関しては現状、バスフィッシングにおける必要な機能が使用可能です。
たぶん皆さんが気になるのはライブスコープ(LVS32)やライブスコーププラス(LVS34)が使えるかということ。もちろん使えます。
これはガーミン魚探の凄いところで、先程書いたようにこの2機種がリリースされたのは2017年で、ライブスコーププラスがリリースされたのは2022年なので6年くらい前の魚探でバージョンアップをするだけで最新の機能が使えます。

同じSDGマリンチームのキムケンさんは今期『あえて』GPSMAP1222XSVを2台フロントに載せています。その理由が三つ目&四つ目。SDGマリンより画像借用。

そして三つ目。それは『消費電力が少ない』ということ。
これはむしろここ数年で生まれたメリットでもあります。
というのも近年、魚探の大型化、高性能化(ライブソナー)によりボートの消費電力が激増しています。
大容量バッテリーや、リチウム化することで解決はできるんですがそれにも限度があるのと、何より容量を増やせば当然『充電に時間が掛かる(終わらない)』というトラブルが付きまといます。
コレは拠点場所がコロコロ変わるトレイルプロにはかなりの不安要素。
消費電力を抑えられるなら抑えた方が良いに決まっています。
単純なメーカー公称値でなく、私が長年使ってみてGPSMAP1222はタッチモデル12インチの約2/3程の消費電力で、もし2台取り付けたなら10インチ1枚分くらいの消費電力差が生じます。
単純にボートに乗せられるバッテリー数、サイズに制限がある人ほどこの恩恵は大きいです。

そして最後の四つ目は『本体が軽い』ということ。
タッチパネル機能がない為、GPSMAP1022&1222は重量が軽く、タッチパネルモデルの同サイズに比べると2割強ほど(500gくらい)軽く出来ています。
2台載せたら1キロくらい軽い。
コンソール(運転席)なら大差はありませんが、一番大きく上下動して負荷の大きなフロント魚探では船へのダメージや操船時の心配などを考えるとかなりの差があります。
特に近年は当たり前のようにフロントに2台、3台と魚探を取り付けていますが、架台(魚探を支える台座)がその重さ、大きさに耐えられるものばかりではなく、ボートや架台によっては『取り付けられたけと、使い物にならない』なんてトラブルもあります。
それを大型の12インチのまま軽量化出来るのはかなりのメリットです。

私のはこの4年間、バス&ソルトで酷使され過ぎて外見ズタボロですが、一切故障はなしです。

その他にも非タッチパネルだからこその故障率の少なさや、雨や荒天時に水滴に反応して動きが悪いなんかのトラブルもありません。

ただとはいえ、ポイントを打ったり、地図の移動なんかはタッチパネルモデルが早いのも事実なので一長一短ではありますが、『ライブスコープ専用に』とか『追加の一台に』というのでは非常に需要の高い機種です。

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