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  1. エクスプライド&ゾディアス

エクスプライドとゾディアスの違い

シマノネタが続いてしまい申し訳ないのですが、本日は僕がメインにしているエクスプライドとゾディアスの違いについてお話ししたいと思います。

分かりやすく172MHを例にしたいと思います。12エクスプライド、15ゾディアス、そして17エクスプライド。
まず12エクスプライドと17エクスプライドの一番の違いは自重です。
12から17でおおよそ10%の軽量化が行われているのですが、肝心なのはどこをどう軽くしたのかという点。
もちろんロッドはただ軽くすれば良い問題ではないのでここが非常に重要です。
17エクスプライドで軽量化された部分の多くがグリップ周りです。10%の軽量化のうちの8%近くがこの部分の(特にリールシート)軽量化で行われています。

余談ですが、ガイド、ブランクスは当然最上位機種(6万OVER)とは同一のものは使えません。
ですがこのリールシートに関してだけ言えば、17エクスプライドは最上位機種と同一(塗装は違います)の最軽量のものが採用されています。
そして、そのグリップ周りの軽量化によるバランスの悪さ、持ち重り感を軽減するため、残りの1~2%程度ブランクスを一部高弾性化したり、テーパーをより使いやすく変化させ軽量化が行われています。
軽くなった。というと、どうしても強度は大丈夫?力強さが無くなったんじゃない?と心配される天邪鬼な(笑)アングラーさんもいると思いますが、
基本的に持ち重り感が減った、自重が軽くなった。だけで基本竿の部分は12エクスプライドのテイストを継承しています。
さてさてそんな軽量化を感じやすいのが172MHや172Hなのですが、僕なりのエクスプライドとゾディアスの使い分けとその理由を書き記したいと思います。

結論から言うと私は打ちモノ、ソフトベイトにはエクスプライドを、マキモノにはゾディアスを選択しています。どちらもやる可能性のある時(オカッパリとか)には関しては基本エクスプライドをチョイス。
172MHを例に出すとエクスプライドのガイド数は10個、ティップセクションのガイド径は#5.0。
一方、ゾディアスのガイド数は9個、ティップセクションのガイド径は#5.5(エクスプライドよりも大きい)。
更にダブルフットの数でいうとエクスプライドは3/10個、ゾディアスは4/9個です。
つまりゾディアスはエクスプライドに比べ大きなガイドを、数少なく、更に重量があるけど強度もあるダブルフットガイドが多く取り付けられています。
もちろんエクスプライドのほうがブランクス自体もカーボン含有量が多く、弾性率の高いカーボンを使用しています。これも軽さに直結します。
ここで重要なのは、ゾディアスが重たいパーツ中心の仕様で構成されているから悪いというわけではないということ。
特にマキモノではロッドを寝かせてリトリーブするためロッド自重は多少重たくても気にならないし(むしろルアーによっては安定する)、
エクスプライドに比べ少なく、大口径なガイドは飛距離アップに直結します。
逆にエクスプライドの軽量ブランクス、小口径ガイドは操作性アップ、軽量感シャープ感の向上に繋がるのでロッドで上げ下げの多いワーミングには特に向いています。
そして、この話もあくまでも僕の使い分けであってゾディアスでワーミングしても、エクスプライドでマキモノしても何の問題もないし、必要十分には使えます。
ただ以上の理由から、僕の中ではエクスプライドとゾディアスを使い分けています。
冒頭でも書いたけれど17エクスプライドの軽量化、バランシングの向上は172MH、172Hあたりが一番感じられやすいです。
そしてその人気機種になるであろうヘビー級バーサタイル172MHの解説動画も併せてご覧ください(笑)

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