本人は絶賛霞ケ浦でTOP50最終戦のプリプラ中なんですが、今週末には浜松で連続イベント及び、自身が生み出したソルトルアーが発売になるので、練習終わり霞ケ浦湖畔のホテルからこの記事を書いています。
自身が使いたいだけで作り始めたフクロウというソルト用メタルバイブレーションの2026年カラーと、新サイズ(ウェイト)としてフクロウ17gが今週末デリバリー開始されます。
そもそもフクロウ14gを最初に販売したのは2022年でした。
私が10年以上前に作ったスパローというメタルバイブレーションを改良して製作したのがフクロウの起源でした。
2022年にもブログで書いたように、廃盤になっていたスパローの私自身の手持ちが減っていたことや、ネットオークションやフリマアプリで販売価格の何倍にもなってしまっていたスパロー14gの代替品として作ったことが始まりです。
その二年後。
今度は浜名湖の若手メンバーと何か一緒に出来ないか。彼らに自分の知識を少しでも残せないかと思い生産したのが2024年でした。
ブログにも書いていますが、これから世代交代が進み、自分の地元を支えていくであろう彼らに無償で何かをさせるのではなく、しっかりとロイヤリティをお支払いして、釣具を売ること、釣りでお金を貰うことを少しでも学んで貰えたらなと思ってこの年はフクロウ14gを再生産しました。
生産数を包み隠さず書きますが、初年度2022年は5000個(5色×1000個)、二回目2024年は6000個(6色×1000個)でした。
私の手元には検品で跳ねた(B品)各色5~10個ほどだけ確保して、他全てを毎回出荷しています。
まずは今回、以前から欲しかった17gという新サイズ(ウェイト)を作成しました。
名前はもちろん『フクロウ17g』です。
14g→17gということで多くの人が『大きくて重たいフクロウを作ったのね』と感じるかと思うんですが、少し違います。
長さ(全長)だけでいくと14gの60mmに対し、今回作った17gは55mmと『(14gよりも)重たいのに小さい(短い)』となります。
当然ですが単純な拡大・縮小ではなく新しくイチからデータを作り直しました。
そもそもなんで17gを作ったかです。
それはちょうど10年前のブログに記してあります。
前編後編に分けてあって長いんですが(笑)当時スパロー、そしてそれ以前のメタルエッジ(16g、27g)を開発していて感じたこと起きたことのほぼ全てが書いてあります。
要約すると『(同サイズのメタルバイブレーションであれば)アクションが小さい(タイト)と大小問わず数が釣れて、アクションが大きい(ワイド)と数は見込めないけどサイズが望める』という法則でした。
もちろんこれは大小様々な群れで生活、捕食行動を行っているシーバスだからこその特性だとは思うのですが、10年以上経った今でも変わらず体感することは幾度となくあります。
その他にもワイドアクションは一時的に濁った時や透明度が低い水域で効果的だったり、障害物に依存している個体(濁りと一緒で障害物のお陰で死角がある)に効果的で、その派生としてチヌなんかにも効果的というのが私のこれまでの経験から生まれた持論です。
なので一般的なメタルバイブレーションシリーズにあるような『(同じ形状で)軽く小さいものは手前の浅いレンジを。重く大きいものは遠くの深いところを』といった感覚ではフクロウの14gと17gは使い分けられません。
飛距離だけは単純な3gの差が出ますが(基本的に17gの方が飛びます)、泳層という意味では逆に『17gの方がアクションが大きく揚力が大きいので浅いところを泳いでくる』という現象になります。
『重たい方(17g)が浅いところを引ける』ということです。
それだけでどれだけアクションの質・大きさが違うかなんとなくイメージしていただけるかと思います。
なので数を釣るだけなら新しい17gではなく、断然もとからある14gです。私が保証します(笑)
河川や汽水域で濁っている、濁りが入りやすい。障害物周りを狙う。このサイズ感のメインベイトを捕食しているフィールドでサイズを優先させたい。そんなシチュエーションで使いたくて作りました。
おそらく『売る』ということだけを考えれば、絶対に14gをそのまま拡大した18~20gくらいを作れば良いだけなんですが、別にそれを私は欲しくないし、使うシチュエーションが私の中では今現在ありません。
フクロウを最初に作った際のブログにも書いていますがこのプロダクトは売上を上げようとは特段思っていません。
(自分が)欲しいものを作りたくて、形にしているだけです。フクロウも毎年もっと作っても売れるんだろうけどこれまでも、今後もそれもしないです。
毎年、しっかり作って売上を立ててという製品はスポンサーメーカーさんと一緒にしっかりやります。
ちょっとだけ17gの仕様を補足すると、この小さなボディでアクションを極力ワイドにしようとするとスナップアイ(ラインアイ)は極力小さくしたくなります。
というのも、ルアーアクションの支点位置となるこのスナップアイは可動域を狭めて(画像でいくと右側)よりブレを少なくするほどルアーのアクションは大きくなります。力の逃げ場(ロス)が減って全てがルアーに伝わるからです。
一方でスナップアイを大きくしたり(画像左側)、スナップ自体のオーバルが大きいもの(ワイドスナップとか)にすると力の逃げ場(ロス)が生まれるためルアー本体のアクションは小さくなります。
『アイが大きい』『ワイドスナップ』はその名称や表現から『=アクションも大きくなる』と勘違いされる方が多いんですがむしろ逆で、多くの場合(ルアー)で『アクションは小さくなる』。
なので当初はスナップアイの小さい右側でいく予定でした。
ただ大問題があってこのサイズ&形状のスナップアイだと一部使えないスナップやサイズがあるんです。仕方なく変更を余儀なくされ左の真円の大きなスナップアイに変更。
ただスナップアイの大きさでタイトになるのが嫌だったのでテール形状も同時に変更。
ステンレスプレートのテール形状を細長く変更し、そこで削った分を前方鉛ヘッドに移動。頭を重たくするとよりテールが暴れるようになる(=ワイドアクションになる)から。
こんなちょっとした調整を昨シーズンはしていました。
ということで、本来2026年はこの新しい17gを作ってお終いにする予定でした。2026年14gはお休み年。
そのつもりでした。
そのつもりで進めていると、昨年の浜名湖オープントーナメント最終戦で野村(ノムシュン)さんがフクロウ14gででっかいシーバスを釣って優勝する。
しかもそれが面倒くさいことにフクロウは毎度、私の手持ちも少ないから、これでも使っておいてくださいと事務所に転がっていて渡した『模様決め用に工場に塗ってもらっただけのサンプルカラー』だった。だから目玉すら塗られていない。
こういうのが一番面倒くさい。何ってカラーなのか聞かれても答えることが出来ない。
で、仕方ないので2026年作る予定だった17gの数を減らして急遽2026年も少し14gも作ることに。
一応、2026年に作るフクロウ14gの4色を説明しておきます。
・ピンクヘッド→2022年に一回だけ作ったカラー。メタルエッジで一番好きだった色。
・グリーンゴールド→2022、24両方作ったフクロウ一番の人気色。
・ハラグロチャート→シマノでも採用されている黒田のシグネチャーカラー
・ノムシュンRespect→野村さんの優勝カラー
生産数はピンクヘッド、グリーンゴールドはどちらも500個。
新色のノムシュンRespectとハラグロチャートは各1000個づつ。
全3000個のみ生産です。
・ブルーバック→プロトで塗ってて良く釣れたから採用
・ゼンメ→14gでグリーンゴールドと並ぶ人気のカラー。形状的にゼンメが良く似合う。
・グリーンゴールド→14gで一番人気のカラー
・アカキン→14gで2022、2024年と連続で作った人気カラー
・ハラグロチャート→シマノでも採用されている黒田のシグネチャーカラー
こちらの5色は全て600個づつ。全3000個の生産です。
そんなこんなで本来は17gを5000個作る予定だった2026年。
ひょんなことから結局17gの数を減らし、14gも作ることになりました。
14gは作りますが例年の半数ほど、新しい17gは作る数はちょっと少ないですが私がローテーションで欲しかったアクションを詰め込みました。
定価は4年前から変わらず14gは1200円。新サイズの17gは1300円(どちらも税抜)です。
正直、4年前からもちろん原材料費は上がっていて原価がそもそも1.5倍ほどになっています。
加えて支払いはドル建てなので為替が当時から1.3〜1.4倍ほどでザクッと作るのに2022年の倍くらい掛かっています。ただとりあえず今回は価格据え置きです。
毎回書いていますが、儲けをあまり意識しないで作っているのでこんな感じですが、流石に次回は(次回がもしあれば)値段は変えざるを得ないかなと思います。
この価格は今回限りとさせて下さい。
お取り扱いはいつも通り府中屋さんで、本日注文書送付をされているはずです。発売は今週末~来週頭に掛けてです。
ただ既に2月の先行受注会で8割ほどの注文を頂いていて、一部カラーは既にショート(売り切れ)しています。割り振り等府中屋さんまでお問い合わせください。
いつも私が自己満足で作って、納期が守り切れるか不安なアイテムに対しご注文を頂けるお店さま本当にありがとうございます。大変感謝致しております。
















