早いもので釣りフェスティバルの新製品情報解禁から1ヶ月が経ちまして『一本の動画や一回のブログでは機種紹介までは無理』と先延ばしにしてきたNEWエクスプライドの私の開発担当番手や愛用番手を一つづつご紹介していくブログを本日からスタートさせていこうと思います。
まずは一番のお気に入り機種である1610M-Sからです。
過去エクスプライド2世代の中で最も人気&セールスを誇ったのは1610Mという機種です。
6.10ftというボートorショア問わず使い所の多いレングスに、ルアーやリグを問わず使い易いレギュラーファーストのMアクション。
『エクスプライドで最も潰しが効く』一本だったと思います。
一方で私の場合、この1610Mの使用頻度はというとかなり下位に位置する機種でした。
確かに汎用性の高い機種なんですが、やはり何をするにも中途半端なのも事実で、ボートフィッシングでは誰かに乗せて貰ってタックル制限があるような場合を除きほとんど使うことの無い機種でした。あとはオカッパリでの出番がほとんど。
『ではミドルレングスのMアクションを使いたいような場合はどうしていたのか?』
となるんですが、まずはソフトベイトには圧倒的に166M(6.6ftのMアクション)を使う機会が多かったです。
166Mは1610Mに比べてソフトティップ&より先調子なのでロッド操作中心のソフトベイトにはこちらの方が向いていました。具体的には3.5〜7gのテキサスやヘビダンとか5〜10gのフットボール、あとはセンコー4インチくらいのノーシンカー。
そして巻物にはゾディアス166M、1610M、166MHくらいと旧バンタム169M-FMを使う感じ。
3mダイブまでのクランクとかノイジー(トリプルインパクトとか中型ハネモノ)、バイブレーション、1/2ozまでのスピナーベイトとかチャター。
このグリップでも分かるけど22エクスプライドでも1610Mはまだ全く使ってないんですよね(汗)
もちろん1610Mは最も人気のある機種でその理由も冒頭で書いた通りなんですが、本来6.10ftのMアクションってバーサタイル以外にも他に用途を絞った攻めたセッティングを作りたくなるスペックでもあります。
ただ1610Mに単純なテーパー違いやグリップ長違いなだけでタイプ1とタイプ2の2タイプを作るのは難しいし、かといってズラして6.9ftとか6.11ftとかで作るのも(いや、実際にはコチラは作ったんですが笑)もなんかダサいなと(笑)
そこでよりソフトベイトに特化した(具体的には先調子)の1610Mを1610M-Sとして作り上げました。
1610M-Sは1610Mをソリッドティップにして綺麗に穂先から曲がるようにしたロッドだと思って下さい。
1610Mが穂先から綺麗に曲がらないような言い方になってしまいますが事実、穂先にその曲がらない部分があるからこそ巻物にも使えるのが1610Mでもあります。
画像から分かるように3.5〜7gクラスのテキサス、ヘビダン、フリーリグに5〜10gのフットボール、他に高比重ノーシンカー(カバースキャット)、ロングワームのノーシンカーやネコリグなんかが私のメイン。
ベイトフィネスリールと組み合わせるとパワーベイトフィネス的な使い方ができるロッドでもあります。
こっからはシマノユーザー向けになってしまうのですがゾディアスに167M-Sという似た番手があります。6.7ftのソリッドベイトMアクション。
過去記事で『用途は狭い』と形容しました。
『それの6.10ftエクスプライドバージョンじゃないの?』
と思われる方もいるかもしれませんが全く違って、MHチューブラーにMLソリッドティップを繋いだのがゾディアス167M-Sで(だからギャップが大きくてピッチングし難いというデメリットもあるけれど、一方キャストメインなら使いやすくシェイクし易い。キャスティングメインの釣りなら使い道が多い)、エクスプライド1610M-SはMチューブラーにMアクションソリッドを繋いでいます。
なので曲げるまでは一瞬『ソリッドティップ?』となるはずです。ルアーを背負わせて初めて曲がりで気付くと思います。
二年目以降ならまだしも、モデルチェンジ初年度に1610Mをチューブラーとソリッドティップの2タイプラインナップさせて頂けたことに感謝しつつ、私のように『逆に1610Mってあまり使わなくね?』ってアングラーや、既に今までの1610Mを持っていて『毎回買い換える必要なくね?』って思ったことがある方には是非手に取って欲しい一本です。