しばらくぶりの更新です。
新型コロナウィルスの影響で、ここ数週間の間に多くの方の生活環境が大きく変化しているかと思います。
もちろん私もその中の一人で、この更新の滞った10日間くらいは様々な物事の対応やリスケであっという間に過ぎ去っていきました。
今日からはまた今まで通り様々な内容をUPしていきたいと思います。
地域によって違いはありますが自宅にいる時間が増えている方々がほとんどかと思うので、読みものとしても、実際に自宅でできる作業としても有益かな、ということで本日はトリプルフックのお話を掘り下げていこうかなと思います。
ただ小難しくしたり、ただの製品アピールになるだけの内容は基本好きではないので、できるだけ難しくなく、且つどんなメーカーさんにも還元できるような内容にできれば!と思い書いております。
まずトリプルフックを新品の段階で交換するにしろ、錆びてきたり曲がったりしたから交換するにしろ、形状から太さ(線径)、表面処理まで現在は様々なフックが発売されているわけですが、(釣りを生業にしていないのであれば)個人的には使うのは極論一種類(1タイプ)で良いと思います。
ただ形状は特殊なものよりレギュラーシャンク長のラウンドベンドタイプ。これが最もオールマイティであり、私自身も最も多用するトリプルフックです。
※三年前に三回に分けてそれなりにトリプルフックについて書いていたので貼り付けておきます。
各メーカーさんによって線径だったり、表面コートだったり、バーブ(かえし)の位置や大きさだったり様々なので好きなメーカーさんのものを使えば良いと思いますが、このレギュラーシャンクのラウンドベンドタイプはやはり基本であり、無駄に迷ったり、使い分けがイマイチ分からず揃えるくらいならこのタイプさえあれば十分だと思います。
違う形状に手を出すくらいならこのラウンドベンドタイプの太いのと細いの二種類(違うメーカーでも良いと思います)を揃えてルアータイプや使用タックルで使い分ける方が遥かにオススメです。
そのそも釣り針が魚に『掛かる』ことと『刺さる』ことを混同されている方が非常に多く、『掛かる』は針先が魚に掛かること、『刺さる』は掛かった釣り針がバーブまで貫通することを意味していて、必ずしも釣り針においては『掛かる』と『刺さる』をイコールで向上させられるとは限りません。むしろ掛かりやすくしたフックは刺さりにくかったり、その逆だったり。
そんな面倒な話は次回以降するのですが、とりあえずはどんなルアーであってもまずはレギュラーシャンクのラウンドベンドが一番外しが少なくオールマイティなトリプルフックだと思います。
ガマカツだったらRBシリーズ、カルティバ(オーナー針)だったらST36、FINA(ハヤブサ)だったら瞬貫トレブルだったり。
そんな中で、ガマカツ社のラウンドベンドは昔からシャンクが長めのものが多いです。大昔からあるトレブル13系はシャンク長めでしたが、その後のRBシリーズは更に長め。
RBシリーズにはRB-Mにだけショートシャンクがラインナップされているけど、このショートシャンクが一般的にはレギュラーシャンク長かなと思います。
ちょっとだけ補足をすると、私の場合はジャークベイトの一部モデルにはシャンクの長いRB-M(MHもたまに使う)を使っています。
使うのはジャークして左右へ飛ばすことの多いタイプのジャークベイト。
昔、大型水槽でフック(シャンク長)によるアクションの違いを色々見ていた時に、明らかロングシャンクで重心の分散しやすいRB-Mの方が弱い力でジャークしやすくなったんですよね。
それからは同じジャークベイトでもジャークを多用するモデルにはロングシャンク気味のフックを、巻きで多用するモデルにはショートシャンク気味のフックを使うようになりました。
以上のような理由もあって、私がサポートを頂いて開発にも携わっているBKKのトリプルフックにはラウンドタイプだけで#18〜5/0までのラインナップにしています。#18は30mmのルアーに2本付けられるし、#5/0は30cm超のルアーに3本付けて使えます。全て同形状。
それくらいこの形状を何を置いても最優先であり、最もオールマイティだと思っています。
次回以降は『じゃあなんであんなに種類が沢山ある』ってお話と、その中でもこんなタイプのルアーには特例でこんな形状のフックがオススメって補足内容をお伝えしたいと思います。