近年バスフィッシングでも劇的に使用者が増えて、ソルトフィッシングでは『これ以外使ったことがない』って方も普通に居るくらい普及したPEライン。
本日は更にそのPEラインの中でも『極細PE』と呼ばれるジャンルについてちょっとだけ深掘りと、私なりのオススメをお話してみたいと思います。
と、その前に。
私のPEライン使用歴は約20年ほどです。2000年代前半から使い始めました。
私の場合はソルトフィッシングも日常的にするので(皆んな知ってるか笑)、最初はシーバスゲームからでした。
そんな20年分の使用ライン遍歴は過去ブログ&YouTubeチャンネルにUPしたことがあるのでそちらをご覧下さい。
ここで伝えたいのは『ちょっと使っての感想とかじゃないよ』ってことなので読んだり、見たりしなくても良いです(笑)
※ブログ記事で既に9年前、YouTube動画で2年前なので途中までです。
さて、今回は題名にもある通り『極細PE』としました。
極細PEと一言で言っても人によって違いはありますよね。
マグロまでやる人には1号は細いし、ライトソルトメインの人には1号は太い。
今回はあくまでも私のようにバスフィッシングやシーバス、チヌ辺りの魚をメインにている人にとっての極細PEです。たぶん釣りジャンルの人口的にも共感してくれる人が最も多いとこらへんだと思います。
そして、今回定義つける『極細』は『0.3号以下』としたいと思います。完全な私個人の主観なんですが、やはり0.3号以下って一気に使用感や扱いが変わります。
というのも、私が良く使うPEラインの太さ的には0.8-0.6号の間に一つ大きな差があります。
0.8号以上の1.0号や1.2号って順当な使用感の違いなんですが、0.6号ってそこから一気に扱いや飛距離、結束の難易度変わると思うんですよね。
そしてその次に大きな変化が訪れるのが0.4-0.3号の間。
これも同様に0.6号の延長線として0.4号までは使えるけど、使用感を含めた諸々が劇的に変わるのが0.3号から。
なので今回はこの『0.3号以下』を極細PEに定義付けたいと思います。
逆に言うと0.3号と0.6号を初使用する場合には注意が必要。それくらい他の1ランクと違って大きく変化するのがこの2箇所だと思います。
ちなみに今、当たり前のように極細PEが存在する環境ですが、私の記憶が確かなら2005年くらいまでは最細って概ね0.6号でした。
値段は確か100mで1万円弱くらいしたはず。知らない人もいるかも知れません。
ブログや動画内にも記載してありますが、私が0.4号(月ノ響/ダイワ、スモールゲームPE/サンライン)に手を出し始めたのが2010年頃。今から13年前ですね。
そして今回は極細PEを0.3号以下と定義しましたが、私としては一般的にこれを下限にするくらいで良いと思います。つまりそれ以下は必要ない。
この下に各社0.2号、0.15号と続くんですが、私と同じくらいの魚をターゲットとしている場合には、これ以上細くすると極端にデメリットが目立ち始めます。
もちろん私は局所的に0.2号を使ったりしますが、無くて良いと思います。多くの場面で。(もちろんライトソルト限定、エリアトラウト限定とかの人は別ね)
そして、たぶんほとんどのメーカーの0.3号(と0.4号)を使ったんですが、最終的に今現在使っている極細PEはこの3種類です。
それぞれの特徴&役割としては下記です。
・リアルデシテックスWX8/YGK
0.3号の中では最も使う。正直一番オススメ。
それなりに硬いのでエアノット少ないし結束強度も出しやすい。何が良いというよりも欠点が少ない。
発売当初(2015年頃)は150mで7000円くらいでかなり勇気が必要だったけど今は4000円くらいで買えるのも良い。
0.3号の8本撚りとしてはかなり最初に出たライン。ちなみに0.4号もかなりオススメ。
・エリアトラウトインフィニティ/バリバス
ここ数年でバスのトップトーナメンターが愛用して一躍バスでも有名になったライン。松本幸雄さん監修のエリアトラウトではスーパー有名なライン。
確かに良い。でも高い(75m-5000〜6000円)。
リアルデシテックスよりしなやかなのでより極細PEらしいし、メリットもある。
ただ個人的には硬いライン好き派なのでリアルデシテックスの方が良く使う。ここらへんは好みです。もちろん8本撚り。
※今回はソルトウォーターフィネスPEも同一とします。
・ピットブル4+/シマノ
私も開発に参加させて頂いた製品。
最大のメリットは0.3号(0.2&0.15号もあります)としては格段に安いこと。100m-1500円ほど。
リアルデシテックスの1/3、インフィニティの1/7の値段。
基本性能はそりゃ上2つに比べれば劣るけど、必要十分。簡単に切れるとかはもちろん無いです。
私の場合、スピニングC2500番には0.3号or0.2号しか巻かないんだけど(つまり極細PE専用。他の用途に使わない)、その場合はリアルデシテックスかインフィニティを巻くけど、スピニング2500番に普段別のモノフィラ(フロロ、ナイロン)を巻いたり違うPEを巻いていて、一時的に極細PE巻きたいなんて場合は必ずこのライン。
とりあえず極細PE使ってみたい(使えるかを試してみたい)って人には間違いなくピットブル4+を勧めます。
逆にこれ使えないならリアルデシテックスやインフィニティ使ってもメリットよりデメリット感じるはず。
ちなみにシマノからピットブル4+は頂いていますが、それ以外はもちろん買ってます。
貰ってるから宣伝しているとかじゃないし、貰っているもの(今回だとピットブル)だけ宣伝してるとかでもないです。
フラットに販売されているほぼ全てのPEラインを使ってみての私の主観です。
ピットブル4+のところでも書きましたが、極細PE(今回定義の0.3号以下)には基本的にシマノでいうC2500番を使っています。コンパクトな2500番の方ですね。
私は基本全て2500を使うんですが(コンパクトじゃない方ね)、極細PEだけは専用でリールを組んでる感じですね。面倒だけど。
理由は組み合わせたいロッドのバットガイドが小さいからですね。#16とかのバットガイドだと通常の2500番だとやっぱりかなりバット部にラインが当たります。いくらしなやかなPEラインでも限界がある。
なのでC2500番を組み合わせる。
そんな私の極細PE事情です。
何度もになりますが、PEは0.3号に一つ大きな使用感の差が出るのが私の感覚です。
もちろん飛距離の向上なんかのメリットもありますが、単純な強度の違いや結束の難易度が上がる違いもあります。
上手く付き合えそうなら上手く付き合ってみてください。
ちなみに0.4号以上はかなり沢山オススメはあって、私が良く使うPEエギULTにピットブル8+(旧ミッションコンプリート)、今日紹介したリアルデシテックスの0.4号あたりはかなりオススメです。